後姿

家主

2006年10月05日 00:02


コテツという名前の犬は多いらしい。
ナゼそう思うかというと、ネットで検索するとやたらとヒットするからである。

コテツというと近藤勇の愛刀を思い出す。
虎徹である。
凄い切れ味だったのだそうだ。

日本犬というのは、立ち姿がいい。
立ち姿が…何というか…平行四辺形なのである。

時々、犬に「ネコ」。ネコに「ポチ」。インコに「タマ」。
およそ見当違いの名前をつける飼い主がいる。
人間もそうであるが、自分で名前を選択することができない。
親が良いと思っても、子が納得するかどうかは子しかわからない。
だから『悪魔』くんはダメなのである。

イヌノフグリという植物がある。
本州から沖縄まで各地で見ることができる植物である。
問題はその名前である。
まずはその植物の写真を見ていただきたい。
可愛らしい小さな花を付ける植物である。
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/scrophulariaceae/inunofuguri/inunofuguri.htm

ところが問題はその名前である。
イヌノフグリ=犬の陰嚢
なのである。
確かに果実は、後ろから見たコテツと重なる部分もある。

しかし、こんな名前をつけられるとは、「イヌノフグリ」自身も思っていなかったであろう。

だいぶ前のことだが、本土の某ラジオで女性レポーターが

「とっても可愛い花を見つけました。イヌノフグリっていうんです!」

とこの植物の名前を連呼していた。
「イヌノフグリ」に罪はないが、多少は元の意味を理解しておいたほうがいいこともある。