きょうのニュース。
ハロウィンで子供たちが変装して平和通りを歩いたそうだ。
この行事、ここ数年で急に認知度が上がってきた。
かつては、基地周辺の街では知られていても、それ以外ではぴんとこなかった。
せいぜい、オカルト映画のイメージがあるぐらいだった。
しかし、最近は普通に「グッズ」を売っている。
本土でも同じような傾向が見られるという。
天気の崎浜予報士の話によると、
「夜中に畑に種をまいている男性と最初に目があうと、ロマンスが芽生える」という言い伝えや、
「履物をT字型に脱いで、後ろからベッドに入ると、将来のダンナになる人が夢に出る」のだそうである。
しかしである。
まず、「夜中に畑に種をまいている男性」そのものが
オカルトである。
ADの竹田くんは、「ハロウィンに畑に行ってみる」と笑って言っていたが、
たとえ本当に種をまきにきた男性がいたとしてもである、
畑で「種まき男」を待っている女は、もっと
オカルトである。
さらに、T字型に靴を脱いで後ろ向きにベッドに入るという行為自体怪しいし、
うちが畳だったらどうしたらいいのであろうか。
靴下をT字型に脱ぐのか。
玄関から布団まで距離があるから、後ろ向きに歩いていく間にコケ躓いて頭を打つであろう。
ハロウィンはそもそも、キリスト教の「諸聖人の日」の前夜に行われる行事で、
もともとは、ケルト人が収穫に感謝したお祭である。
かぼちゃをくりぬいた「行灯?」と、変装した子供達がお菓子をねだって
家々を回るというイメージだが、
なんとなく見ているうちに秋田の「なまはげ」とオーバーラップしてきた。
「なまはげ」で思い出したが(失礼)
プロレスの「ザ・グレート・カブキ」さんは、いま居酒屋を経営しておられるそうである。
私のイメージの中で、格闘技の「メイ勝負」として残っている《「名勝負」とは少し違う》のは、
まず、例のモハメド・アリの伝説の試合として名高い「キンシャサの奇跡」・・・。
ジョージ・フォアマンを、〝蝶のように舞い、蜂のように刺した〟モハメド・アリが破ったこの名勝負は歴史に残る「名勝負」であるが、私の印象に強烈に残るのは、その前の
フォアマンvsフレージャー戦である。
ニヤニヤしながら出てきたフォアマンが、ヘビー級のシンボルだったフレージャーから
いとも簡単にダウンを奪い、1、2ラウンドともに3度のダウンを奪いKO勝ちした。
吉祥寺の電気屋のテレビで見ていた私は、そのパワーに驚愕した。
絶対に町であったら逃げようと思った(会うことはないだろうが)。
もうひとつの「めい勝負」は
ザ・グレート・カブキ対タイガージェットシンである。
場所は愛知県体育館であったであろうか。
サーベルを振り回しながら、例のごとく入場してきたタイガー・ジェット・シンに対して
鎧兜に身を包んだザ・グレート・カブキが登場し、両者はリング上でサーベルと日本刀(もちろんフェイク)で大立ち回りをしたのである。
一瞬なにが起こったのかわからないほどだった。
タイガー・ジェット・シン。
息子もプロレスラーだが、まだまだ現役である。
そういえば先日,大木金太郎さんが亡くなった。
「頭突き」の名手であった。
調べていたら、ボボ・ブラジルと「頭突き世界一決定戦」なるものをやったこともあるそうだ。
いかにも痛そうである。きっと見ているのが辛かったに違いない。
いろいろなことを言われながらも、プロレスは「ショービジネス」としての格闘技の楽しみ方を
私たちに教えてきた。
最初は力道山が外国の大きなレスラーをやっつけるところで、溜飲を下げていたかもしれないが、
勝ち負けだけにこだわってきた日本人にとって、「勝負」から「スポーツ」への架け橋だったのかもしれない。