回復

家主

2006年11月09日 23:12



きょう久茂地川に浮かぶカヌーを見た。
不思議なもので、こういう光景を見ると、いままで持っていたこの川のイメージは
間違っているのではないかとと思ってしまう。

県で進められている総合流域防災事業のなかでも
久茂地川は、市街地の真ん中を走り、かつモノレールの真下(という事だけでもないだろうが)
河川空間を、市民の憩いの場にしようと、環境整備事業が進められている。

小学生によるカヌー体験もその一環であろう。

ずっと以前物好きな人がいて、久茂地川でつりをしたら
名前は忘れたが、食える範疇に入る(結構おいしいと思われる)魚がつれたのだそうだ。
彼は意気揚々と家に持って帰った。
魚を見た家族は当然大喜びである。
子供が聞く・・・

「どこで釣ったの?」

家族の会話はそこで終了した。

しかし、浚渫が行われてからずいぶんきれいになった。
沖縄は海に囲まれた島嶼県だが、水のある風景には安らぎがある。

那覇にはあちこちに暗渠があると聞く。
フタをされてしまった川である。
地方都市に行って、ふっと息をつけるのは、川の風景とせせらぎであるような気がする。
海にはない、ちょっとした身近な流れのある風景…。

以前。那覇市の開南にはあったが、結局中途半端になってしまっている。
小川のある風景。
そこに蛍も帰ってくる…。

風情があっていいのではないか。