ミドリガメ

家主

2007年02月08日 12:48

子供の頃、ミドリガメを飼っていた。
しかし、子供だったワタシは、あの亀が
「ミシシッピーアカミミガメ」
の子供だということを知らなかった。

お祭りから200円で救出した亀に(そう考えると、ミドリガメの値段は大して変わっていない)
何をやっていいかわからず、子供電話相談室に電話した。

恐らく同じような相談が多かったのだろう…放送に出ることはなかったが、
「エサは、シラスを塩抜きしてあげなさい」
と教えてもらった。

シラスを食べたミドリガメはぐんぐん大きくなった。
飼っていた金魚鉢いっぱいまで大きくなった。
その頃、耳の辺りにオレンジの模様があるのを発見した。
「アカミミガメ」たる所以である。

それから暫くして、小さな部屋にイラついたのか、彼は逃亡した。

そして・・・

一ヵ月後、干からびて発見された。


夏場、ペットショップの前で一匹30円でヤドカリを売っていた。
3匹買ってきてバケツに入れて飼うことにした。
バケツなら逃げないだろうと思った。
万全を期して、簡単に逃げられないようにと、箪笥の上に置いた。

そして・・・

一週間後、干からびて発見された。
買ったことを忘れていたのである。

去年の秋、家の前の道を、巨大なミシシッピーアカミミガメが歩いていた。
なぜそこにいたのかはわからぬが、堂々たるものであった。
「ここは俺の道だ、文句あるか」という威圧感を感じた。

ペットショップやお祭りで売っているあの緑色の亀に
「ミシシッピーアカミミガメ…何でも食べ、40センチ~50センチに成長」と書いてあったら
あんなに売れるだろうか。

那覇にある公園の池には、アラブから養殖用に導入されたテラピアが泳ぎ、
ペットとしてつれて来られたミシシッピーアカミミガメが甲羅干しをしている。

本土では「テラピア」が釣りのターゲットして注目され、テラピアフリークという言葉も有ると聞く。

沖縄で聞くと ちょっと悲しい

中学の時の理科の女性教師は、学校でミミズを飼っていた。
夜に脱走して、隣の教師の本の間に入り込み、大騒動になった。

彼女は家で、ヘビも飼っていた。
しかもコタツの中にいた。
遊びに行った友人が興奮気味に話してくれた。

今のようなペット用のヘビではない、在来のアオダイショウである。

だが、そっちのほうがいいのかも知れぬ。