ここはどこ?私は誰?
参院沖縄補選は、与党が推す島尻安伊子さんが勝利した。
勝利の万歳のとき、島尻候補の横に立つ夫の昇さんは、ガチガチに緊張していた。
きょう、生放送に出演していただいた島尻安伊子議員(もうすぐ)は
「いろいろなことがあったからね・・・」
とひとこと。
政治の世界の裏側が垣間見えたような気がした。
それにしても、安倍総理に中川、大田、青木…
小沢代表に、鳩山、菅、志位、亀井、福島…
まあ良くぞここまで…と思うほどトップクラスの応援が相次いだ異様な選挙だった。
じゃあ、政治家の言っていることが希薄だったのか
そういうことでもあるまい。
大物の来県が相次いだ背景には、
沖縄の代表ではなく「流れを左右する選挙」だったことがあるのだろう。
だが、投票率は47%台。
市部でも石垣と豊見城は42%台である。
今国会で審議されている法案の中身を考えたとき、
国政で40%台など考えられない。
このままさまざまなものが決まっていったとき、投票に行かなかった人は
何もいえないのではないか。
自分の1票では変らないという人がいるが、詭弁である。
なぜならそんな話は、封建時代の末期にさかのぼるはずだからである。
不正は正さなければいけないが、地味で地道な政治家を取り上げてきたのか…。
マスコミの姿勢も考える必要があるだろう。