橋
これはコテツである。
なぜここにコテツかというと、
きょう放送した伊計島のリポートの中に、ヤツの遠縁ではないかと思われるイヌが
映っていたからである。
伊計島には伊計大橋がかかった頃、随分と行った。
免許を取って間もなかったこともあって、
とりあえず、有名どころは抑えておこうと思ったのである。
http://www.mapple.net/spots/G04701101301.htm
橋の手前で写真を撮ろうと思ったら、
ずっと下のほうで妙な光景が目に入った。
青い丸いものが、いくつも浮いているのである。
スワ!新種のクラゲか??http://www.tbs.co.jp/seibutsu/zukan/museki/htmls/museki_05.html
だが、よく見ると、その脇の岩の上から、女子中学生か女子高生か…
海に飛び込んでいた。
丸く見えたのは
スカートが広がった姿だったのである。
海から上がったあと、どうやって家に帰るのだろうということが気になった。
橋が架かったとき(1982年)、
島の人に聞いた話では、開闢以来の泥棒が出たという。
何をとられたんですか?と聞くと…
漁船のエンジン 公民館のカラーテレビ…
およそ盗られるはずのないものばかりだった。
それまで島では「鍵」はかけなかったという。
安心の島だったのである。
最近、離島が次々と橋で結ばれ、「離」の字が消えていっている。
伊良部島も何年かすると、宮古本島と橋で結ばれることになる。
離島が橋で本島と結ばれることは、よく「悲願」という言葉で語られる。
だが、実際橋が出来た地域では、
「ゴミ」
「泥棒」といった副産物が出ているだけでなく、
人口の流出もあるという。
いつでも帰れる のである。
建物や施設は、「島おこし」の材料であっても、そのものではない。