何もなくてもGO!
きょうは何もない一日だった。
大体、4月29日が「昭和の日」になったために、急に現れた「みどりの日」である。
「国民の日」のままで良かったのではないかと思う。
そんな何もないきょう、会社で翁長吾央選手を取材した。
WBAライトフライ級14位。
アマチュア時代、東洋大学の主将として活躍。
本人はオリンピックでメダルを取ることが最大の夢だったという。
ところが、『仕事』と両立できるボクシングという、
アマチュアとして最高の環境が約束されたはがきを見て、
彼はプロの道へ急カーブをきった。
ボクシングというのは、マラソンと並び、最高にストイックなスポーツである。
才能の塊といわれた人が、何人芽を出さずに消えていったことか。
オリンピックのメダルを持てば…いや五輪選手になれば、きっと次の人生が開けただろう。
それを振り切って選んだ、至難の道。
最近のこの国の傾向は
出たもの勝ち
である。
本物が何であるかを、彼に証明して欲しいと期待している。