ちょっちゅね

家主

2007年05月10日 21:50



先日、取材で〝カンムリワシ〟具志堅用高さんにお会いした。
相変わらずいろいろな意味で、タフな人である。

復帰35年ということで具志堅さんとか沖尚監督の金城真吉さんとかに話を伺ったのだが、
共通して言っておられたのが、

「精神力」「気迫」


である。

平仲がチャンピオンになって15年。平仲や新垣諭ら6人の高校チャンピオンを
同時に誕生させて26年がたった。
現状では「ボクシング王国」とはいえない。

「古豪」とまではいかないが、活火山ではなく休火山なのである。
メンタルだけは教えるといっても限度がある。

話を総合すると、

どこで気づくか

ということらしい。

自分の考え方。自分の精神力の欠点に気づくのが選手生命の晩年になってしまえば、
それは引退へのきっかけにしかならないという。

あふれる才能を持ちながら気づかずリングを去ったのではあまりにも悲しい。
人間の才能の花が満開になるには、

いかに心に「柔軟性を持つか」

という肥料が大きな条件になる気がする。


その点、グシケンヨウコーはジュウナンである


チョッチュネというお菓子があるという話をしたら、

「あれ、僕に一枚かませてくれたら、もっと売れたのに…」


と悔やんでおられた。

カンムリワシは商売人である。