命
きょうのニュースでは、信濃町の慶応大学病院から立て続けに中継が入っていた。
ZARDの坂井さんが亡くなったことと、松岡大臣の自殺である。
ニュースでは「現役の大臣の自殺は戦後は初めて」と言っていたが、
戦前というのは、敗戦直後の出来事を指しているのだろうか。
人の死が、類型化されて話されると言うのは辛い。
「ひとつの宇宙が消えたのだ」というぐらい
その時間を考えてあげないといけないのではないか。
人の最後のときに「全体の中のひとつ」と言ってはいけないと思っている。
フランスの社会学者エミール・デュルケームは
「戦争は自殺の増加を抑制する」と言ったそうだ。