走る
最近、毎朝のジョギングを日課にしている。
正直、自分でも絶対続くまいと思っていたので、意外である。
ある朝、えらく驚いたのは、長袖に長いトレパン、
軍手をつけた上に、顔面が完全ガードできるセルロイドのひさしのついた被り物で
突然角を曲がってきた「人間?」に出っくわしたときであった。
人気のないところで会ったら絶対
宇宙人である。
犬に自転車を引かせているおじさんを見たこともある。
「南極物語」かと思った。
出張で神戸に逗留していたとき、
きょう帰沖という日の朝、飛行機の時間まで間があったので、街中を散歩した。
出る前、テレビを見ていたら、
「神戸の町でライオンを散歩させている人がいる。探して欲しい」
という趣旨の番組をやっていて、芸能人があっちこっちで聞きまわっていたが分からなかった。
町に出ると、前から犬を散歩させている人が来た。
確かに犬だが、首の回り以外の毛を全部剃っていた。
ライオンのタテガミである。
「これがライオンなんだ」
と思った。
だが、周囲にその驚きを共有している人は見当たらなかった。
これが都会なんだなあと思った。
そんな中…
先日、ネコを散歩させている人を見た。