どろどろ
『大奥の奥』という本を読んだ。
大奥というと、江戸城の奥に広がる男子禁制の女だけの世界。
ナレーションは岸田今日子さん…
と決まっていたのだが、岸田さんの「ムーミン」とともに
向こうの世界に行ってしまわれた。
読んでいると、小説以上にすさまじい世界である。
ハチやアリの世界では、たった一人の女王さまのために
大多数の働きもの(働き蜂や働きアリはメスらしい)が
一生懸命に貢ぎ、
オスは、ただ、夜のお供のため(生殖)だけに僅かにいるだけである。
アリは飛んでいるときにエッチ(彼らはそう思わないだろうが)をするらしい。
飛んでいく女王アリを、同じように羽を持つ何匹かのオスアリが
一生懸命追いかけていくのである。
ワタシも子供の頃、その光景を何度か見たことがある。
女王アリにたどり着き、目的を果たすオスは一匹だけで
あとは野垂れ死にである。
そして、たどり着いたオスは一生分の子種を女王アリに与えて
力尽きるそうだ。
オスはかわいそうなのである。
ちなみにアリは人間同様戦争をする。
ワタシはコドモのころ、幸運にもこのアリの戦争を見たことがある。
クロオオアリという大型のアリと。
ヒメアリ?というやつだろうか、小さくて赤いアリが
本当に噛み付きあっているのである。
大きなクロオオアリに、何十匹もの赤いアリが噛み付いていた。
アリの戦争は何が原因になっているのか分からないが、
他の生き物が戦争をするという話は聞かない。
アリは向こうから来るのと、こっちから行くのが出会うと
何事か話をしているようであるから、
今度「なぜ戦争をするのか」尋ねてみたいと思う。
すっかり話が飛んだが『大奥』である。
女の子をいいところに嫁がせるため、
礼儀作法を身につけさせるための「塾」として
武家屋敷に奉公に出させることも多々あったそうだ。
間に立ってくれた人には付け届けも大変だったらしい。
本を読んでいたら、珍しい品物として
泡盛を届けたと言う記述が出てきた。
そういえば、今、電通のビルが建っている東京の汐留には
かつて仙台藩の上屋敷があったが、
土地整備に絡んで発掘したら、「泡盛」の徳利が出てきたことがあった。
伊達さんも(サンドイッチマンではない)泡盛を飲んでいたかもしれない。
また話が反れた。
反れたボールは戻ってこないのがゴルフである。
ワタシはもう1年以上ゴルフをやっていないから、
今行ったら世界一のご長寿のお年と同じぐらいのスコアだろう。
と・・・
またそれたのでここまでにする。