冬物
急に晩秋らしい気候になってきた。
本土の寒さは足から来るが、
沖縄の寒さは横から来る。
風である。
風速1メートルで体感温度は1度下がる。
日本気象協会が、体感温度指数なるものを出しているが、
個人差もあるだろうから中々難しいだろう。
このナンタラ指数というのはえらくたくさん出ている。
気象協会は、洗濯指数に服装指数、星空指数に風邪引き指数、掛け布団指数なんてものまで出している。
ウェザーニューズは、
ビール指数に紅葉情報、桜情報なんてのを出している。
もっとも沖縄でビール指数といっても、あまり影響はないかもしれない。
暑かろうが寒かろうが、風が吹こうが大雨だろうが…
飲むのである
あるとしたら「熱燗指数」かもしれない。
沖縄で日本酒の熱燗を飲もうと思う日が、年間どれだけあることか。
でも、ガーッと一気に飲むのではなく、お猪口に注いで、雰囲気を楽しむというのも
中々乙なもの…。
と・・・
ここでふと
「乙なもの」ってなんだ?と疑問が起こった。
調べると、
◎ 邦楽で、甲(かん)→(甲高いの甲〔カン〕より一つ低い音を「乙」というところから、
「普通と違って、味わいのあるさま」を言う・・・
・・・とある。
微妙に良いのである。
だからワタシは、早く沖縄でも「乙な」気分に浸れる日を待ち望んでいる。