ほしみ
ルーリン彗星が地球に再接近だという。
24日がもっとも接近すると聞き、
数万年に一度のチャンスだと鞄も眼鏡も置いて表に出た。
だが・・・
間抜けな話である。
ワタシは
乱視であった。
星がそれぞれ2個セットで輝いていた。
あわてて、度の強いほうの眼鏡をかけて外に出たが、
東の空を見ても普通の星空にしか見えなかった。
かといって望遠鏡があるわけでもない。
しかし、昨夜は実に澄んだ夜空だった。
久しぶりに北斗七星を見た。
そして、その先に北極星を探してみた。
昔、「星見」に誘われたことがある。
明かりの少ない場所に行って、ひたすら夜空を眺めるのだ。
プラネタリウムとは違って、ホンモノの夜空には
夢が詰まっている。
久しぶりに忘れていた気持ちを思い出した。