こんな人、見たことある
出張の会議のあと時間があったので、東京国立博物館でやっていた「国宝土偶展」を見てきた。
教科書で何度も見たみなさんや、切手になった顔が並んでいた。
ゴーグルのような巨大な目を持ち古代の宇宙飛行士と言われたら信じてしまう遮光型土偶。
耳のように当時の習俗らしい髪型を造形化したみみずく系土偶。
千と千尋にでてきるカオナシは君がと叫びたくなる、
不思議な形状の仮面をつけたハート形土偶。
作った縄文人の目的は何だったのだろうか。
中には体育座りして合掌しているのもある。
http://re-s.jp/rescover/blog/?p=76
天然のコールタールを使って何度も修理し、大切に保管されたらしいと言う。
私にきっと当時の大ヒーローだったと思う。
縄文時代のイチローのフィギュアである。持っていた人は宝物にしていたのではないか。
でなければ、作った人が「あまりに憧れの人そっくりに」出来たので
「身分の違いで思いを伝えられない」相手を思い、毎晩枕元において見つめていたかもしれない。
そんなことを思うと誰かに似て見えてきた。