根を張ると言うこと

家主

2010年01月27日 09:38

ガジュマルの木のすごさをあらためて教えられた。

ガジュマルの木にはヒゲが生えている。あたかも中世の武将のような、剛毛のヒゲである。

しばらく放っておくと、ヒゲ同士が勝手に「三つ編み」を作り、太いヒゲの塊ができる。
それをさらにそのままにすると、地面に届き、そのまま新たな「幹」に姿を買えていく。
そういえば、マングローブも同じであったか…。

そのままにすれば、地面をしっかり支えて横に広がりを見せる生命力の木・ガジュマル。

でも途中でヒゲを結ばれたら、行き場を失う。


ガジュマルは根を張る。
植え替えようとしたってそう簡単にはいかない。



かつて通っていた歯医者が飼っていた九官鳥に、悪さをした奴がいた。

「ヤブ、ヤブ」

としゃべるのである。
はじめは
「ヤミヤミ」
と英語かと思っていたが、よく確かめると、ヤブの連呼だった。
よほど何かあったのだろうと、おそらく気の小さい皮肉屋であるであろう「犯人」を思い、苦笑した。

また盛りのついたネコは
周囲の状況関係なしに、ミャーニャー鳴きまくる。
迷惑だが、ネコだから仕方ないかとも思う。


「思ってもいないことだが」教えられたままにしゃべる九官鳥。
メスへのを「思いのままに鳴き続ける」伝え続けるネコ。


どっちもダメだと思うんだけどなぁ…国の代表なら。

「みんなが言うなら木を切る」と言ったり
「そうはいっても、前の約束があるんだから」と言ったり…。

ガジュマルの木はたまったもんじゃない。

ま、わざと誰かの足を引っ張っているなら別だけど。