根を張ると言うこと
ガジュマルの木のすごさをあらためて教えられた。
ガジュマルの木にはヒゲが生えている。あたかも中世の武将のような、剛毛のヒゲである。
しばらく放っておくと、ヒゲ同士が勝手に「三つ編み」を作り、太いヒゲの塊ができる。
それをさらにそのままにすると、地面に届き、そのまま新たな「幹」に姿を買えていく。
そういえば、マングローブも同じであったか…。
そのままにすれば、地面をしっかり支えて横に広がりを見せる生命力の木・ガジュマル。
でも途中でヒゲを結ばれたら、行き場を失う。
ガジュマルは根を張る。
植え替えようとしたってそう簡単にはいかない。
かつて通っていた歯医者が飼っていた九官鳥に、悪さをした奴がいた。
「ヤブ、ヤブ」
としゃべるのである。
はじめは
「ヤミヤミ」
と英語かと思っていたが、よく確かめると、ヤブの連呼だった。
よほど何かあったのだろうと、おそらく気の小さい皮肉屋であるであろう「犯人」を思い、苦笑した。
また盛りのついたネコは
周囲の状況関係なしに、ミャーニャー鳴きまくる。
迷惑だが、ネコだから仕方ないかとも思う。
「思ってもいないことだが」教えられたままにしゃべる九官鳥。
メスへのを「思いのままに鳴き続ける」伝え続けるネコ。
どっちもダメだと思うんだけどなぁ…国の代表なら。
「みんなが言うなら木を切る」と言ったり
「そうはいっても、前の約束があるんだから」と言ったり…。
ガジュマルの木はたまったもんじゃない。
ま、わざと誰かの足を引っ張っているなら別だけど。