地面の下

家主

2010年06月03日 11:47

昔、パロディで地底に人を送り込む計画を中継するというのを作ったことがある。
地底に送り込んだのは箕田先輩であったのだが(笑)、氏の搭乗するジェットもぐら号の発射は上ではなく下に向かうから『打ち下げ』にした。

ふと考えると宇宙や海底の映像はどんどん増えても、地底に何があるかを伝える映像はない。
せいぜい洞窟の奥深く潜入した川口探検隊ぐらいである。

古来SFには、過去の人類や、宇宙からきた生き物が地底に謎の王国を作り上げている…なんてのが結構あったのだが、近頃は少ない。
止まってしまう地球の自転をもとに戻すために地底に向かう『ザ・コア』なんて映画があったくらいだ。

だがワタシは、地底に謎の王国があるという夢を捨てきれない。

なにかいそうなのである。
かつていしいひさいち氏は地底人の居住地のさらに下に『最低人』がいて地球侵略を目指しているという漫画を書いていたが(笑)、パイオニア計画で宇宙人との接触を期待するよりは、地底に潜んでいるであろう『第二の人類』を探す方が早いのではという気がしている。

ワタシはそれがネアンデルタール人の生き残りではないかと踏んでいるのだ。

もっとも地上にいる人類にも、地底人やそのさらに地下深くに住む最低人の、世を忍ぶ姿ではないかと思われる人も見かける。