不思議な名前
沖縄に来て電話帳を調べたとき、驚いたことがある。
それは…
スナック喫茶ヤギ料理
というカテゴリーがあったことだった。
まず最初に
「スナック」と
「喫茶」が両立している。
そのあとにに
ヤギが入っているのだ。
グラスに浮かぶ氷が奏でるさわやかなリズムと、コーヒーの鼻をくすぐる香り。
そこに、強烈な存在感をもって
めえ~
といいながら、ヤギが入っているのである。
子どもの頃、道を挟んで二つのレストランが出来た。
かたや「せっかち」
かたや「まちぼうけ」
・・・だったと思う。
お察しの通り、「せっかち」は今で言うところのファストフード。
「まちぼうけ」はスローフード?であろう。
先にダメになったのは確か「まちぼうけ」だった。
人はそうは待てないのである。
この場合、両者の取り組みは「勇み足」で「せっかち」の勝ちとなる。
WBC2次リーグの日本対アメリカ戦。
一番近くにいる塁審がセーフの判定をしたのに、アメリカベンチが抗議したら覆った。
いくらなんでもあの判定はひどすぎる。
王監督が「野球の母国でこんなことがあるとは・・・」と語気を強めたのは、当然である。
私は思うのだが、たぶん日本人を審判にすれば、たとえ自分の国の試合であっても公平にジャッジすると思うし、逆に必要以上に考えてあいて優位にしてしまうのではないかと思う。
それは日本では「試合」だからである。
剣の「試合」なら、敗れれば命がないかもしれない。
だから裁くものは公平でなければならない。
アメリカでは結局「ゲーム」なのではないかと思う。
これでアメリカが優勝したら、私は嗤う。
こんなスタンスでやったら、WBCもただの「肩透かし」になりかねない。