合掌

家主

2006年03月27日 22:13

名護市の前市長、岸本建男さんが亡くなりました。

62歳。

あまりにも大急ぎで人生を駆け抜けていったという気がします。

岸本前市長は、現在の普天間移設をめぐる政府とのやり取りの中心におられましたから、
政治の舞台の顔がクローズアップされていますが、

私が最初にお会いしたのは企画部長のとき。
当時閉園問題にゆれていたネオパークおきなわをめぐる取材のときだったでしょうか。

その後市長になられてからも、なぜか「政治家」としてお会いするのはニュースソースとしてだけで、
自分が取材するときの岸本さんは、

ツールドおきなわの大会会長

名護市長杯ラグビーのプレゼンターといった立場ばかりでした。

両方とも、岸本さんが積極的に盛り上げて現在に至っているイベントです。

特にラグビーは、趣味の欄に「ラグビーフットボール」と書かれているくらい。
一度、「選手だったんですか?」と伺ったことがあります。

すると、政治の舞台ではあまり見せないはにかんだ笑顔を見せて

「いやあ、やってないけどね、好きなんですよ」と・・・。


いまキャンプシュワブの沿岸案をめぐってもっとも微妙な時期を迎えた今、人生のグラウンドを去っていかれました。

ラグビーなら魔法の水があるところだけれど…

ノーサイド。合掌。