子供達の瞳の輝きを求めて

家主

2006年03月28日 20:42

きょう二人の人物に会った。

まず、プロバスケット・BJリーグのコミッショナー、河内敏光さん。
かつての全日本メンバーで、アトランタ五輪の監督も務めた人である。

実は、いま、2年後のスタートに向けて、沖縄に本拠を置くBJリーグのチーム設立の動きが進んでいる。
そもそも沖縄はバスケットに対する関心の度合いがすこぶる高い。
それを証明するには、高校の大会が行われる体育館に行くことだ。



コート以外はすべて  なのである。

特徴的なのはコートの周辺を、体育すわりした中高生が埋めていることである。
以前、沖縄カップに取材に行ったとき、能代工業の加藤監督が

この が沖縄の特徴だといっていた。

沖縄独特の雰囲気。
沖縄独特の熱気。

そしてもうひとつある。

沖縄独特のリズム。

加藤監督が言っていた。

「沖縄のバスケットはイチ、ニ、サンで来るんですよ。なんなんでしょう、リズムが違う」

そういえば、具志堅用高氏のトレーナーを務めた渡辺サンも言っていた。

「沖縄のリズムは独特。土地が持つリズムなのかなあ」

沖縄のリズムは、紅白歌合戦を席巻するだけでなく、スポーツにも合うらしい。 

その沖縄にこそプロチームを・・・
いまHPも立ち上がり、実現に向けた準備が進んでいる

http://www.okinawa-pro-basket.com/







合言葉は 果たし状

このポスターをワタシは個人的に気に入っている。








きょうお会いしたもうひとりは水谷修さん。
ご存知、夜回り先生である。

きのう浦添市民会館で後援会があり、そのあとでお話を伺った。

「いま、不良は減った」という。「本土では暴走族も減った」
「でもみんな携帯メールやインターネットの画面に吸い込まれている」という。

会話がなくなった。
その結果、何が起こるか…

「自殺する子供が増えますよ…」

怖い言葉だ。

「沖縄の子供たちの目は、この何年かで死んだ目になった」

という。  
そして

「それは大人の責任」

ともおっしゃった。

夜間高校に勤め、14年も夜の街を「夜回り」し、苦しむ子供たちと接してきた水谷先生の言葉だけにドキリとする。

「沖縄の子供たちは、この青い海と青い空のような澄んだ目をしていなくては嘘だ」

とおっしゃる。

「出来ることをすること。もっと話そう、もっとそばにいよう。子供に声をかけよう」

みんな「夜回り先生」にはなれない。
でも出来ることはある。

子供達の瞳の輝きこそ、沖縄の輝きだと思う。