向陽高校に行って来た。
ここには県内唯一の
中国語コースがある。
1年生と3年生の授業を見させてもらったが、3年生は非常にレベルが高い。
校長先生の話だと、全国的に見てもハイレベルなのだそうだ。
中には中検2級という、大学生レベルでも難しい資格をクリアーした生徒もいるという。
指導にあたっているのは、以前にもご紹介した“上海美人”の鄔揚華(うようか)先生。
きょうは、白いスーツで登場である。
普段も白いスーツで教壇に立っているのかどうかは不明である。
ジャージ姿の生徒との対比がなかなかのものであったが、それはいたし方あるまい。
中国から伝わった言葉に「白眉」というのがある。
三国志時代の蜀に馬良という人がいた。
5人兄弟みな優秀だったが、一番上の馬良が一番優れていると評判だった。
その馬良のまゆが白かったので、優れたていることを「白眉」という。
授業の内容は「白眉」であった。
日本人(ウチナーンチュ)の興味の引き方をよく研究しておられる。
傍聴していて、面白いことに気づいた。
まず、中国の言葉が、ウチナーグチに色濃く残っていること。
例えば、猫=マヤー(ウチナーグチ)という発音は、中国語に由来しているとしか思えない。
また、中国語では亭主(または「夫」さらには「旦那」または「男の連れ合い」)のことを
「丈夫」というのだそうだ。
すると、何年か前にテレビで流行ったコマーシャルの
「たんすに●●たんすに●●、亭主元気で留守がいい」というのは
「丈夫元気で留守がいい」ということになって、とても健康的なご主人である。
人がこけたとき日本語では「おい、大丈夫か!」というが、
「丈夫」というのは中国語では「亭主(もしくは旦那、はたまた連れ合い)」のことを指すのであって、
大丈夫かということは、
「おい、大きな亭主か?」ということになるのではないだろうか。
確かに、大きな亭主がいれば小さな亭主もいる。
(ちなみに「大丈夫」を中国語辞書で調べると「可以」であると書いてあった)
授業を拝見する前に、生徒の話を聞いたのだが、
鄔(う)先生の授業の様子がその時点で見て取れた。
生徒に言わせると
自己主張が強い
のだそうである。
(最も生徒はあとで「個性的」なのだといいなおしていたが…)
鄔揚華センセイは、大変な才媛である。
だが、会うたびに「カレシ募集中デス」とおっしゃる。
何でもご自身がB型なので、O型とウマが合うのだそうである。
ちなみに日本人の血液型で多いのは「A」「O」「B」「AB」の順であるが、
朝青龍のふるさとモンゴルでは36%がB型である。(以下「O」「A」「AB」)
ワタシもB型だが、B型は「発想のB」「人に出来ないことをやるB」だと思っている。
まあ、思っているだけであるが…
だが、センセイはご本人が目指す「中琉の架橋」に必ずやなってくれると思う
取材した内容は、来週17日水曜日の「RBCニュースライヴi」~おきなわの学校~コーナーで
放送する予定である。ぜひ見てほしい。想务必看。