歓喜の2勝目!
佐川印刷SCを相手にFC琉球がホームで2勝目をシャットアウトで飾った。
初めて沖縄らしい指すような日差しの中で行われたホームゲームは、
3700人と、これまた過去最多のサポーターがスタンドを埋めた。
このチームのすごさは、雨だろうが晴れだろうが、
サポーターがきちんと来てくれるということである。
地道な努力が、こういう形で数字に反映されている。
前半は、“恒例の”歯がゆいムードだったが、
太平の眠りを覚ましたのは、フジヨシだった。
この人がヒーローになると言うのは、チームにとっても非常に大きい。
なにしろ、この人以上の
“ムードメーカー”をワタシは見たことがない。
周囲がノルのである。
時々乗りすぎて、放送コードスレスレになるが・・・
そのノリは後半も続いた。
1勝目のときは、ポストプレーで貢献していたFWの関が
ポストプレーからネットを揺らして2点目!
正直言って、もっと取れる場面はあったし、数少ないながらも「オットット…」という場面はあった。
だが…
いいのである。
だって、晴れた沖縄の刺すような日差しの下で、ホームゲームに勝つ!というのが理想だったから。
だから
いいのである。
与那城監督も笑っていたし、みんないい表情だったから
いいのである。
野口代表は、帰途につく人たち一人一人にスーツ姿で頭を下げていた。
こういう光景はよく「寄席」や「デパート」では見かけるが、
競技場ではない光景である。
沖縄にはプロがなかったし、まだないのだ。
ないところに生み出すためには、こういう姿勢は絶対必要だ。
松原や佐藤真也、フットサル日本代表に選ばれた比嘉リカルドを欠きながら、
ホームで勝ちとったシャットアウト勝利。
結成以来初めての「スランプ」に苦しんできたFC琉球が
やっといいムードになってきた。