歓喜の2勝目!

家主

2006年05月21日 23:51



佐川印刷SCを相手にFC琉球がホームで2勝目をシャットアウトで飾った。
初めて沖縄らしい指すような日差しの中で行われたホームゲームは、
3700人と、これまた過去最多のサポーターがスタンドを埋めた。

このチームのすごさは、雨だろうが晴れだろうが、
サポーターがきちんと来てくれるということである。

地道な努力が、こういう形で数字に反映されている。





前半は、“恒例の”歯がゆいムードだったが、
太平の眠りを覚ましたのは、フジヨシだった。

この人がヒーローになると言うのは、チームにとっても非常に大きい。
なにしろ、この人以上の“ムードメーカー”をワタシは見たことがない。

周囲がノルのである。
時々乗りすぎて、放送コードスレスレになるが・・・



そのノリは後半も続いた。
1勝目のときは、ポストプレーで貢献していたFWの関が
ポストプレーからネットを揺らして2点目!

正直言って、もっと取れる場面はあったし、数少ないながらも「オットット…」という場面はあった。
だが…

いいのである。

だって、晴れた沖縄の刺すような日差しの下で、ホームゲームに勝つ!というのが理想だったから。
だから

いいのである。





与那城監督も笑っていたし、みんないい表情だったから

いいのである。

野口代表は、帰途につく人たち一人一人にスーツ姿で頭を下げていた。
こういう光景はよく「寄席」や「デパート」では見かけるが、
競技場ではない光景である。



沖縄にはプロがなかったし、まだないのだ。
ないところに生み出すためには、こういう姿勢は絶対必要だ。

松原や佐藤真也、フットサル日本代表に選ばれた比嘉リカルドを欠きながら、
ホームで勝ちとったシャットアウト勝利。

結成以来初めての「スランプ」に苦しんできたFC琉球が
やっといいムードになってきた。