あるはずのものがなくなる恐怖
中城の地すべり災害現場を見てきた。
想像以上に大変なことになっている。
国道329からでも見晴らしが利くので、
通りかかったドライバーはみな驚愕の表情を見せていた。
流れ出した土砂は、がけ下の民家直前まで迫っている。
現場で見ていても、夜になって雨が降り出す前から、にじみ出た水が
下を走る国道329の近くに流れ出していた。
明らかに飽和状態に達している。
流れ出た土砂は、下にある民家の目前まで迫り、しかもご覧の量。
重機とトラックで必死の撤去作業が続けられていた。
だが心配なのは今夜の雨である。
もはや「死に体」の家々。
しかし今おころうとしていることは、家だけの問題ではない。
消えるはずがない地面…土地もろともなくなってしまう危険にさらされているのだ。
こういう場合、保険に入っていたとして、いったいどういう補償をしてくれるのだろう。