コテツ対ガメラ
きょうも那覇の最高気温は32.7度。
暑い!
勿論、人間が暑いのだから、この季節に脱げない毛皮の喜ぐるみに身を包んだコテツは直暑いであろう。
そのクソ暑いときに限って、野鳥がコテツのエサを狙って舞い降りてくる。
ちょっと前までは、盛んにほえていたが、きょうあたりは
「好きにしてください」
状態である。
で…
最近、やつの舌が温度表示の役割を果たしていることに気がついた。
これがきょう、31度くらいのときの温度表示である。
ちなみに、これは25度前後の舌である。
長さも微妙に違うが、暑さを訴えかける「目」の表情に注目していただきたい。
そんな中、今日スタジオにかつての大映の怪獣映画の大看板「ガメラ」のモデルになったという
ワニガメがやってきた。
尻尾の先までだと体長50センチというこの亀だが、大きくなると1メートルにもなるという。
このワニガメ、「特定動物」に指定されている。
特定動物とは人や財産に危害を加えるおそれのある危険な動物で、
改正されて6月から厳しくなった法律によって、
飼い主がお金を出してマイクロチップを埋め込まなければならないのだという。
豊見城で保護されたこのカメ君、自然界にはいないから誰かが飼っていたのだろうが、
いまだに飼い主は現れていない。
きっと、スクスクと大きくなったカメ君を見て、
スクスク大きくなるのに驚愕した飼い主によって、
法律改正前にコソコソと「捨てられた」のであろうと思われる。
だが、良く見てみると目は実に可愛い。
そもそも野生の生き物で、濁った目をしたやつはいない。
悪いのは、飼うことを放棄した「濁った目の」人間である。