尾ひれと葉ひれ

家主

2006年06月30日 23:06

人のうわさも75日というが、それ以前にこれほどいい加減なものはない。
しかし、うわさとか風評というのは、時代を動かしてしまうから恐ろしい。
沖縄は、9.11のときにそれを経験した。

害のないところでは、学生の頃、インベーダーゲームというのでさまざまなうわさが飛び交った。
「スペースインベーダー」のことである。
http://www.taito.co.jp/d3/cp/inv_aniv/
テレビゲームの魁ともいえるこのゲームがナゼあそこまでブレークしたか。
そのひとつは隠し技が存在したからではないだろうか。

そのひとつに「名古屋撃ち」がある。

名古屋で開発されたというその手法は、ぎりぎりまでひきつけると、相手のタマが当たらないというものであった。
ワタシもやったものだ。(すぐ飽きたが)
他にも、一番上に現れるUFOを8発目とか15発目とかに打ち落とすと高得点をマークできるというのもあった。

そのうち、どうにかするとスコアが999999999…と
いきなり無限大になるといううわさが飛び交った。

友人もトライしていたが、そうなったといううわさはあったものの、実際にそうなった話は聞かなかった。
やつは、「ギャラクシアン」「パックマン」と、次々にハマッテ行った。
もともと将棋の有段者である彼は、幻の技こそ取得できなかったものの、すべてのゲームで腕を磨き、ゲーセンでやっていると、中高生が集まってきて、教えを乞うたという(本人談)
やつは今、高校の教師である。

現代は「メール」の時代である。
人づてということは少なくなった。
逆に言うと一気に広まる。

受け取る側がしっかりしていないと、風評に左右されやすい時代であるとも言えるかもしれない。