不作

家主

2005年09月13日 20:08

これは我輩のゴーヤである。正確に言うとゴーヤのボーヤである。さらに正確を期すと、ゴーヤのボーヤのふけた姿である。                                         今年のゴーヤは大きくならなかった。何が腹が立つって、人様より先にカタツムリが食すのである。奴ら、しかもゴーヤのイボイボを食べるのである。イボイボのなくなったゴーヤは間抜けである。太ったきゅうりである。弱ったズッキーニである。ゴーヤのボーヤなのである。            今年はカタツムリ一族の襲来が相次いだ。梅雨の時期は最悪であった。すぐに駆除剤を用いて退治したが、すぐにどこからともなく現れて、今度は倍ぐらいの数でやってくる。これを歴史上「所得マイマイ計画」という。                                                      やつらはまた、パパイアも食す。実についたカタツムリを取って捨てる。すると又つくので、再びとる。こうした繰り返しを「パパイア続き」という。こうして我輩とカタツムリの戦いは続くのである。

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