2006年10月03日

「お」っとどっこい

「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つに分類されていた
日本語の敬語が、謙譲語を二種類に分け、「美化語」を加えて
5つに分類されることになった。

「お料理」とか「お弁当」といった表現が「美化語」になり
「丁寧語」から分離されるのだそうだ。
間違った使い方を防ぐ意味があるそうだ。

「謙譲語」のほうも、「申し上げる」といった自分がへりくだることで敬意を表すものと、
「そのようにいたします」とか「弊社」みたいに自分の側を丁重に表わすものにわけられるそうである。

しかし、「お」がつくのがすべて「美化語」なのだろうか。
やたらと「お」をつけて喋る輩がいる。

放送上もそうである。
「お天気」「お洗濯」「お掃除」「お礼」「お座敷」「おババ」…
まあ最後のはべつであるが、
天気や洗濯は「お」をつけなくても良かろう。

よくあるのが、寄付に対して「お礼」を述べた・・・という表現である。
これも「礼」を述べたで十分だと思う。

「お」天気は、「お」日様も輝いて、「お」洗濯日和でしょう。
「お」座敷に「お」花でも飾って、「お」楽しみになってはいかがでしょう。


最近、存在を確認していないが、かつて「ざーます」おばさんというのがいた。

そんなはしたない言葉は使わないざまス・・・


というおば様である。
上流階級を揶揄するときにわざと使ったりしたものだ。

「ざます」はなくなったが、「お」をつけたがる「山の手系おば様族」は確かに存在する。

人間は「尾」が取れて進化した。
無意味な「美化語」は美化ではないのではないか。



Posted by 家主 at 21:53│Comments(1)
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毎日楽しいなぞかけをつくっています。けっこう真面目な内容ですよ。「敬語を5分類に」とかけて・・・
今話題の敬語の5分類化に関するなぞかけを1つ。【なぞかけブログ】at 2006年10月25日 11:39
この記事へのコメント
えーまー・・1番、顕著にあから様に・・お使いに、おなられておるのは・・・

「えにゅHK」の・・お料理番組でおありんす!・・・

「お砂糖、お塩、お酢、お醤油、お味噌、オトーフ、オラウンタン・・・etc・」・・・・

しかし教育TVよかざんすね~・・語学、趣味、音楽、芸術、美術、エステに・・

たまーに、「入浴の仕方」っー以外やイガイ、サービスカット多々あり!・・

えー似た話しで・・「の」の字が「ある、なし」で偉い違い!つーのがおありんす

・・「東京の大学」と・・・「東京大学」・・

・・「金の玉」・・・・と・・・「OOOO]!・・えー(お)は適宜がよろしい~ようで!
Posted by 薬密輸(やくみつる)!。 at 2006年10月04日 20:06
 
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