2008年11月21日

おきらく亭

先日、おきらく亭はち好師匠の
「沖縄移住8周年記念落語ツアー」に出演させてもらった。

口座に出るときは「おきらく亭ジョー好」である。
演目は「禁酒番屋」。

禁酒令が出たのに、「酒をもってこい」というお得意さんの侍のために
何とか隠して酒を持っていこうとする酒屋の小僧。
ところが後一歩のところで番屋の役人にばれてしまう。
二人行ったが二人ともばれた上に、持っていた酒を飲まれてしまい
「この偽りものめが!」と怒鳴られて逃げ帰る羽目に…。

これでワジッたもう一人の小僧。
仕返しに一升独利に小便を入れて持っていく。
はてさて、仕返しは成功したのか…という話である。


会場にはお店いっぱいの30人ぐらいのお客様。
しかし、あれくらいの人数が一番緊張するのである。

顔が全部見える…

500人とかだと、目の前はかぼちゃ畑と思えばそう緊張するものではない。
30人では、目前のかぼちゃに、次第に目、鼻、口がついているのが見えてくる。

ま、とりあえず自分なりに「熱演」
ゲストでお見えになった古今亭志ん馬師匠にもほめてもらった。

笑わせる側に立つと、笑わせることの難しさを肌身で感じる。
笑われるのは簡単だが、笑わせるのは泣かせるより難しい。

楽屋で出番を待っているとき、壁に向かって集中している志ん馬師匠を見て
改めてそう思った。



Posted by 家主 at 23:30│Comments(6)
この記事へのコメント
笑うつぼって人それぞれだから、本当に笑わせるのって難しいですね。
それで『熱演』のかいがあって落語家の方にほめられるのって、とっても気持ちいぃ~でしょうねきっと。
凄すぎ!
後、お話の続きがきになるぅ~!
教えて下さい!
Posted by 土方大好きさん at 2008年11月21日 23:51
「おあとは」よろしいようで
Posted by 土方 浄土方 浄 at 2008年11月22日 01:05
ジョー好さん、お疲れ様でした。

「禁酒番屋」良い出来でしたよ。

次のネタは「郭噺」に挑戦しましょうか?

これからも、頑張って下さい。
Posted by はち好はち好 at 2008年11月22日 03:39
えっ!うそ?
なんか、お預けもらった犬みたいなんですけどぉ~?
どうしよう?!(笑)
Posted by 土方大好きさん at 2008年11月22日 06:24
えー何でェ~枕に「高座に上る」を、「口座に出る」てェ書くなんぞは、・・

昨今のおれおれ詐欺や、不況で社会の冷え込みやら経営が思わしくなくても行員や役員の俸禄・退職金だけはいささかも影響なく、何だ神田の明神下で、大銀行横並びの天下り官僚共々揃い組、本当は各本店の大金庫に、
表に出せない裏金、隠し持っているんだろーが!、ッーことですね?!、
ここまで観客の深層心理に思い気がつかせる辺り、流石でやんす、・・

名前はジョークが好きだから「ジョー好」かのー?、・・

江戸時代の浮世絵の中に、「秋の虫聞図」つ~のがありやんしてー、
お江戸、今の日暮里(昔ひぐらし)道灌山辺りは、人っ子も通らぬ追いはぎが闊歩する辺鄙な小高台い山でござんした、・・秋口になりやんすと「虫の音を聞きに」酒や料理を持ち寄り、ひんやり秋風にもたれながらにだ、目ではほんわか黄色みを増した秋の月を眺めつつ、虫の音に静かに耳を傾ける、・・

江戸っ子の粋な風流さ加減にはもーあきれるばかりじゃ、・・
「文化は身近に接してこそ、その意味とその役割をみいだすんじゃ、・・」
古典落語の歴史文化庶民生活は勉学の一環として教えるべきぞな、・・

あ、名前・・浄だからジョーときて「ジョー好」でしたか?・・いやまて、
        女子高生好きだから・・「ジョー好」・・・本命ですね!?、




 
Posted by 若旦那。 at 2008年11月22日 10:36
いやはや、高座が口座になっていたとは…
やはり口座に金がなくて軽いので、座り込んで飛ばないように
抑えておかないとね。
Posted by 土方 浄土方 浄 at 2008年11月22日 22:12
 
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