2010年07月22日

ぶす

学生のころ、『梅干し博士』と言われた日本文化の知恵袋・樋口清之センセから「ぶす」の定義を聞いた。
元になっているのは、一時期殺人事件で有名にもなったトリカブトである。

この植物の根を磨り潰し矢じりに塗って使うと、当たったあと毒素が神経に回ります動かなくなる。

人間でいうならば、表情が顔から消えるらしい。それをブスといった。
『無表情』こそブスだったのだ。

年を取ると表情が消える人間がでてくる。(まあ若くてもいるが)
感情を出すなら、笑っていた方がいい。怒っているばかりのじいさん婆さんがいるが、見ていて気持ちのいいものではない。

日本人は物事をはっきり言わない。

よく出てくる話だが、ケースバイケースで存外それもいいのかも知れない。

笑ってすむならいいではないか。ブスになってしまうより…。



Posted by 家主 at 09:48│Comments(6)
この記事へのコメント
小生、かなり以前に日本語の「ぶす」は中国語の「不是」(bu shi・

『・・・ではない』という意味)からきた、と何かで読んだ記憶があ

り、ずっとこの説を信じていたんですが-

最近、中国語を少しカジルようになって「shi」の発音は「シ」です

が、黄河以南の地方では「ス」と発音しすることを知りましたので、

ますます意を強くしていたんですが。単なる俗説だったんですね。
Posted by sankou at 2010年07月22日 10:28
無表情な方は、顔の筋肉が衰え顔がたるんでしまうそうです。

私、アンチエイジング頑張ってますの。

ご一緒に如何でしょうか。
(o^∀^o)ツヤツヤ!
Posted by 土方浄大好きさん at 2010年07月22日 11:19
土方さんの
ブログ読んでると、土方さんの声でブログが聞こえてきます(笑)

愛犬のコテツくん見たい~。
Posted by トウセイ at 2010年07月23日 00:36
お、おで!
か、顔がブスでも気が合えばいけるかも
Posted by ぼーちゃん at 2010年07月24日 00:55
最初、タイトルだけ見て思い出したのは 

狂言の 「附子(ぶす)」でした。

再度、調べてみたらこの狂言で いわれる「ぶす」もトリカブトだったんですね。

主人が留守中に おいしい砂糖を太郎冠者と次郎冠者に食べられないように「これはぶすだぞ」とウソをつくことからくる喜劇なんですが。

個人的に 「遺憾の意」 っておエライさんには便利な言葉だろうなぁって思います。。。
Posted by うずまきメリーさん at 2010年07月31日 12:48
え~来年nhk連続ドラマの種本を3冊ほど選んで参りやんした(笑),
・チャリンコ日本一周記(川西 文)  ・ワセダ三畳青春記 (高野秀行)
・ぱいかじ南海作戦  (椎名 誠)、

本題、世にブスなるは存在しないのである、・・
親が精根込めたるその愛情で育まれるその全ての娘に甲乙はない、
18・19の娘をみなはれ、全てに光輝いているではないか、
そんなぶすなど存在するはずがない、狂言でまやかしである!、・・と、
「富原しの」さんを見るまでず~とそう信じてました(笑),//

いややそのーそーではなくいや、そーではあり、・・あれあれあれよあれ、
あれーよかったぞ、かれこれ昔の月曜夕方のtbs、稲垣純一君との
「結論を出さない討論トーク番組」(rbcラジオ)、・・
よかった、あれは名作と心に刻もうぞよ!(大慌てでフォロー)笑))、・・
Posted by 鷺の助。 at 2010年08月23日 21:29
 
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