2006年05月11日

日本語は難しい

昔、遠藤周作さんの作品が大学入試に出されたとき、
「回答」を新聞で見た遠藤さんが

「ワタシはこんなことを書いた覚えは無い・・・」

といったとか。

うけとり方によって全く違う内容になってしまうのが日本語。
句読点を打つ場所ひとつでも違う。

「いや、よして」

「いやよ、して」

180度意味が違ってしまうのである。
だから大切な文書になるとややこしくなるのか。


きょうの稲嶺知事と額賀長官との「基本確認書」で、「合意する」の「主語」を問題にしたら、
遠藤周作さんは答えられるだろうか。

1、政府案に
2、危険性の除去などに留意して対応することに
3.その他

解答欄(                 )


日本語はストレートに出来ないのだろうか。

隔靴掻痒。



Posted by 家主 at 20:19│Comments(5)
この記事へのトラックバック
住み込みの仕事なら新聞配達で貯金も出来る。見逃しちゃいけない職種ですよね。
東京で新聞配達。上京引越代ゼロ円。【新聞配達の仕事はエリアネット】at 2006年05月18日 13:30
「嫉妬社会日本」は「イジメ社会」でもありますね。ナベツネ会長も大変な体験をしていたのですね。
読売ナベツネ会長イジメ物語【東京生活案内熟年雑談情報】at 2006年05月27日 23:24
この記事へのコメント
僕は保守派でも革新派でもなく

その時々によって 票を自民にも入れるし共産にも
入れたりするのだけど

今回のはまったく腑に落ちません
自民の人が納得してるのが
不思議でなりません
Posted by かつぼたつ at 2006年05月11日 20:44
結局、主語を曖昧にすることで、どっちにも言い訳できるよう、後々の都合によってどうにでも転べるようにしておけるわけですよね。

政治家にとって日本語ほど有難い言語はないでしょう。
わたしは政治上の”合意”とは「長いものに巻かれる」と同義語だと思ってますよ。
辞書以外の意味もいっぱいありそうです。日本語って。

そうして誰一人”逃げない”責任の取り方をせずに、過去の印籠をかざし、権威と名誉と優遇に包まってしまうのでしょう。
Posted by うずまきメリーさん at 2006年05月12日 00:15
一番いけないのはうやむやなまま流されていくことです。

現在は情報があふれる次代。
見ている人、聞いている人にも、見抜く能力が求められるのかもしれません。

そう考えると、いまのように「答えは1番」的な国語の教育は間違っていると
私は思っています。
Posted by 家主 at 2006年05月12日 19:12
そういえば
昔国語の問題で
お母さんが働いてお父さんは家事をしてる
は × ってのがあったな~

聞いた話だけど
先生が「勉強しないと将来あんな仕事しかできなくなりますよ」
と指差した そこに 生徒の母がいた・・・

すみません ちょっと脱線しました
Posted by かつぼたつ at 2006年05月12日 22:38
そう言う意味ではセンセーって神経使う大変な仕事なんですよねぇ
Posted by 家主 at 2006年05月13日 07:55
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。