2006年05月12日
鄔先生の夢

向陽高校に行って来た。
ここには県内唯一の中国語コースがある。
1年生と3年生の授業を見させてもらったが、3年生は非常にレベルが高い。
校長先生の話だと、全国的に見てもハイレベルなのだそうだ。
中には中検2級という、大学生レベルでも難しい資格をクリアーした生徒もいるという。

指導にあたっているのは、以前にもご紹介した“上海美人”の鄔揚華(うようか)先生。
きょうは、白いスーツで登場である。
普段も白いスーツで教壇に立っているのかどうかは不明である。
ジャージ姿の生徒との対比がなかなかのものであったが、それはいたし方あるまい。
中国から伝わった言葉に「白眉」というのがある。
三国志時代の蜀に馬良という人がいた。
5人兄弟みな優秀だったが、一番上の馬良が一番優れていると評判だった。
その馬良のまゆが白かったので、優れたていることを「白眉」という。
授業の内容は「白眉」であった。
日本人(ウチナーンチュ)の興味の引き方をよく研究しておられる。
傍聴していて、面白いことに気づいた。
まず、中国の言葉が、ウチナーグチに色濃く残っていること。
例えば、猫=マヤー(ウチナーグチ)という発音は、中国語に由来しているとしか思えない。
また、中国語では亭主(または「夫」さらには「旦那」または「男の連れ合い」)のことを「丈夫」というのだそうだ。
すると、何年か前にテレビで流行ったコマーシャルの
「たんすに●●たんすに●●、亭主元気で留守がいい」というのは
「丈夫元気で留守がいい」ということになって、とても健康的なご主人である。
人がこけたとき日本語では「おい、大丈夫か!」というが、
「丈夫」というのは中国語では「亭主(もしくは旦那、はたまた連れ合い)」のことを指すのであって、
大丈夫かということは、
「おい、大きな亭主か?」ということになるのではないだろうか。
確かに、大きな亭主がいれば小さな亭主もいる。
(ちなみに「大丈夫」を中国語辞書で調べると「可以」であると書いてあった)

授業を拝見する前に、生徒の話を聞いたのだが、
鄔(う)先生の授業の様子がその時点で見て取れた。
生徒に言わせると
自己主張が強い
のだそうである。
(最も生徒はあとで「個性的」なのだといいなおしていたが…)
鄔揚華センセイは、大変な才媛である。
だが、会うたびに「カレシ募集中デス」とおっしゃる。

何でもご自身がB型なので、O型とウマが合うのだそうである。
ちなみに日本人の血液型で多いのは「A」「O」「B」「AB」の順であるが、
朝青龍のふるさとモンゴルでは36%がB型である。(以下「O」「A」「AB」)
ワタシもB型だが、B型は「発想のB」「人に出来ないことをやるB」だと思っている。
まあ、思っているだけであるが…
だが、センセイはご本人が目指す「中琉の架橋」に必ずやなってくれると思う
取材した内容は、来週17日水曜日の「RBCニュースライヴi」~おきなわの学校~コーナーで
放送する予定である。ぜひ見てほしい。想务必看。
Posted by 家主 at 22:15│Comments(8)
この記事へのコメント
土方様
まったくの偶然ですが,今日貴方のホームページを見つけ拝読しました。読み出したところ「揚華先生」の話だったので最後まで一気に読んでしまいました。
と申しますのは、私は沖縄に関心があり、毎日のようにインターネットで沖縄の新聞記事を検索しています。
少し以前になりますが、沖縄タイムスの連載「唐獅子」が目に付き、筆者の中で唯一の中国人・う揚華さんの原稿に興味を引かれ、揚華さんの文章はすべて目を通しました。なかなかの博識で内容はもちろん日本語の使い方がとてもお上手だとの印象が残っていました。
その方を土方様がホームページで写真入りで取り上げられているのを拝見し、初めて「揚華先生」のお顔も分かりました。(3月30日の写真の方がお顔が良く分かり、貴方がおっしゃるおりの美人ですね)
先生は「カレ氏募集中」とのこと。余談ですがこれだけの美人を放っておく沖縄の男性は意気地が無い?ですね。生徒たちの先生評「個性が強い」は当たっていると思います。ただ、私の知る限り個性が強いのは中国人に共通する事で決して揚華先生だけが特異と言うわけではないでしょう。でも、きっと先生は生徒たちの人気者だと思いますよ。
前記の「唐獅子」でも先生の沖縄と中国・上海に対する「思い」が何度か出てきますが、「中琉の架橋」になりたいという先生の思いは必ず実現すると思います。 個人的なことですが私にも冊封使のことや海舶集、中山伝信録などもっともっと知りたい事がいっぱいあります。
そのためにも土方様を中心にRBCさんがシリーズものなどでこの分野の権威者である揚華さんをどんどん取り上げていただくと、視聴者の間に沖縄と中国の関係についての思いがますます深まっていくのではないでしょうか。
残念ながら本土でRBCを見る事はできませんが、遠くから番組の成功を祈っております。
加油!土方、RBC和wu楊華
まったくの偶然ですが,今日貴方のホームページを見つけ拝読しました。読み出したところ「揚華先生」の話だったので最後まで一気に読んでしまいました。
と申しますのは、私は沖縄に関心があり、毎日のようにインターネットで沖縄の新聞記事を検索しています。
少し以前になりますが、沖縄タイムスの連載「唐獅子」が目に付き、筆者の中で唯一の中国人・う揚華さんの原稿に興味を引かれ、揚華さんの文章はすべて目を通しました。なかなかの博識で内容はもちろん日本語の使い方がとてもお上手だとの印象が残っていました。
その方を土方様がホームページで写真入りで取り上げられているのを拝見し、初めて「揚華先生」のお顔も分かりました。(3月30日の写真の方がお顔が良く分かり、貴方がおっしゃるおりの美人ですね)
先生は「カレ氏募集中」とのこと。余談ですがこれだけの美人を放っておく沖縄の男性は意気地が無い?ですね。生徒たちの先生評「個性が強い」は当たっていると思います。ただ、私の知る限り個性が強いのは中国人に共通する事で決して揚華先生だけが特異と言うわけではないでしょう。でも、きっと先生は生徒たちの人気者だと思いますよ。
前記の「唐獅子」でも先生の沖縄と中国・上海に対する「思い」が何度か出てきますが、「中琉の架橋」になりたいという先生の思いは必ず実現すると思います。 個人的なことですが私にも冊封使のことや海舶集、中山伝信録などもっともっと知りたい事がいっぱいあります。
そのためにも土方様を中心にRBCさんがシリーズものなどでこの分野の権威者である揚華さんをどんどん取り上げていただくと、視聴者の間に沖縄と中国の関係についての思いがますます深まっていくのではないでしょうか。
残念ながら本土でRBCを見る事はできませんが、遠くから番組の成功を祈っております。
加油!土方、RBC和wu楊華
Posted by 奥野 三好 at 2006年05月13日 16:35
揚華さんの本を読んでいると、徐葆光(300年前、中国皇帝の“冊封使”として琉球国王任命のためやってきた人物)が、沖縄本島を歩きながら風物をこまめに見ていた様子がうかがえて微笑ましくなります。
また、中国語で「ライブドア」を「活力門」と書き、限りなく“ホリエモン”に近く発音するのには笑ってしまいました。
また、中国語で「ライブドア」を「活力門」と書き、限りなく“ホリエモン”に近く発音するのには笑ってしまいました。
Posted by 家主 at 2006年05月15日 23:05
たしかに 中国語がうちな~ぐちの語源ではないかと
いう説をよく耳にします
聞いた話だが たんめ~ は短命から
は~め~ は薄命から
きてるというが それはちょっとブラックすぎる( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
明日の放送仕事の時間が調整つけば是非見てみたいです
(我が家にはまだDVDの再生機しかないので・・・^^;)
いう説をよく耳にします
聞いた話だが たんめ~ は短命から
は~め~ は薄命から
きてるというが それはちょっとブラックすぎる( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
明日の放送仕事の時間が調整つけば是非見てみたいです
(我が家にはまだDVDの再生機しかないので・・・^^;)
Posted by かつぼたつ at 2006年05月16日 09:29
ちなみに「ご飯食べましたか?」を中国語では
「トゥバラーマ」というそうです。
「トゥバラーマ」というそうです。
Posted by 家主 at 2006年05月17日 21:10
12日に偶然このホームページ「wu先生の夢」を見つけ、コメントを書かせていただいた者です。ホームページの最後の方に17日に放映される、とありましたので先程、貴放送のホームページを開いて検索しましたら動画が見つかり拝見したばかりです。まだ、PCビギナーですが本土で録画とは言え沖縄のTVが見られるとは私にとって新しい発見!でした。
もちろん番組構成も良かったですが、白がよく似合う美人先生?の動画と声を聞く事ができて納得しました。
wu先生は現在の日中間の「政冷経熱」関係に触れておられましたが、中琉の歴史に詳しく両国語を自由に操れる方を「利用」(失礼かな?)しない手はないと思いますよ。先生の希望しておられる「中琉の架け橋」になれるよう番組でどんどん取り上げてください。
もちろん番組構成も良かったですが、白がよく似合う美人先生?の動画と声を聞く事ができて納得しました。
wu先生は現在の日中間の「政冷経熱」関係に触れておられましたが、中琉の歴史に詳しく両国語を自由に操れる方を「利用」(失礼かな?)しない手はないと思いますよ。先生の希望しておられる「中琉の架け橋」になれるよう番組でどんどん取り上げてください。
Posted by 奥野 三好 at 2006年05月18日 16:11
奥野三好さん 情報ありがとうございました
僕もさっそく 見てきました^^
HPで終わったニュースソースを流していたなんて
全然知らなかったです、
鄔揚華先生が この島のことを 沖縄でなく琉球と呼んでたのが
うちな~んちゅとして とても嬉しかったです
僕もさっそく 見てきました^^
HPで終わったニュースソースを流していたなんて
全然知らなかったです、
鄔揚華先生が この島のことを 沖縄でなく琉球と呼んでたのが
うちな~んちゅとして とても嬉しかったです
Posted by かつぼたつ at 2006年05月18日 17:15
知らなかったとは宣伝不足。
ぜひ今後ともよろしく。
ぜひ今後ともよろしく。
Posted by 家主 at 2006年05月18日 20:27
友人に頼まれて、ウヨウガに電話してと
電話してといいますが、
僕は中国人で、しかも中国の上海に要るので、頼むの友人も中国人で、
日本語が良く分からないから
またっくしらないなので、電話番号を確認する為
鄔揚華とネットで打ってみましたら、
このサイドが出てきて
土方さんの記事をみて
羨ましいな
電話してといいますが、
僕は中国人で、しかも中国の上海に要るので、頼むの友人も中国人で、
日本語が良く分からないから
またっくしらないなので、電話番号を確認する為
鄔揚華とネットで打ってみましたら、
このサイドが出てきて
土方さんの記事をみて
羨ましいな
Posted by 顧越明(コエツメイ) at 2008年04月03日 09:22