2006年08月24日
やぶへび
冥王星が惑星でなくなった。
今後は「水金地火木土天海」で終わりである。
江戸時代の坊さんのようになってしまった。
こうなったのはアメリカの観測チームが
「太陽系の外周に冥王星より大きい新天体を発見したぞ!」
というんで、
それじゃあ、惑星ってものがナンなのか。新しい定義がいるデショ・・・」
ということで国際天文学連合が提案を出したのである。
その結果、科学者1000人の投票により、冥王星は太陽系の惑星から除外されてしまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000122-mai-soci
アメリカ人が発見した太陽系の惑星は冥王星だけだったんだそうで、これで白紙になった。
ディズニーに出てくる犬のキャラクタープルートも、これでふるさとを失った。
ヤツは1930年生まれ、太陽系9個目の惑星として発見された冥王星にちなんで名づけられた。
「2003ナンたらカンたら」という星を、アメリカ人が見つけなければプルートの悲劇は起こらなかったのである。
「2003ナンたらカンたら」という星は、冥王が使わした「やぶへび」であった。
そもそも「冥王」という名前が、消える運命の予兆だったのかもしれない。
ところで・・・

きのう上原直彦さんにインタビューさせていただいた。
直彦さんは自分のことを「放送屋」という。
いろいろなことを教えていただいた大先輩である。
今年、放送界で顕著な功績を残した人に送られる「放送人グランプリ」を受けられた。
最高の放送屋である。
その直彦さんに、シマクトゥバの日について聞いてみた。
昔、娘さんがポークのCMを見て「英語を覚えた」といったという。
「ヌチグスイヤサ」
である。
「そのときに『ウチナーグチだよ』とでかかったけど、『よく覚えたね、いっしょにやってみよう、ヌチグスイヤサ』と、僕は遊びが好きだから。これは方言だといってしまったら、あ、間違ったことを言ってしまったと二度とこの子はウチナーグチの話をしなくなるんじゃないかと思ったんで、待ってやろうと。中学まで待ちました。あの例を知ったからですよ、東北の学校で理科の時間に『雪が解けたら何になりますか?』・・・『水』、じゃなしに、『春』といった子がいるわけだ。氷が溶けたら何になりますか、春がやってくる、。雪国の子が氷が融けたら…水というようじゃだめで、それにペケをつけた先生がいるのね。僕だったらこの先生にペケをつけますよ」
ウチナーグチを覚えようとするのなら、それぐらいゆったり構えよ、とおっしゃるのである。
言葉というのは崩れたり消えるのは早いが、残すのは大変である。
フツウにしなければいけない。大上段ではダメということなのである。
しかし、中学までヌチグスイヤサを英語だと信じていた娘さんもすごいのである。
ワタシは逆にあのCMを見ながら
「このおばはんは、意味がわかってるんだろうか」と
そればかり気になっていた。
上原直彦さんのロングインタビュー1000人の言葉は、8月26日の午前6時から
放送である。
朝もハヨからご覧ください、
今後は「水金地火木土天海」で終わりである。
江戸時代の坊さんのようになってしまった。
こうなったのはアメリカの観測チームが
「太陽系の外周に冥王星より大きい新天体を発見したぞ!」
というんで、
それじゃあ、惑星ってものがナンなのか。新しい定義がいるデショ・・・」
ということで国際天文学連合が提案を出したのである。
その結果、科学者1000人の投票により、冥王星は太陽系の惑星から除外されてしまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000122-mai-soci
アメリカ人が発見した太陽系の惑星は冥王星だけだったんだそうで、これで白紙になった。
ディズニーに出てくる犬のキャラクタープルートも、これでふるさとを失った。
ヤツは1930年生まれ、太陽系9個目の惑星として発見された冥王星にちなんで名づけられた。
「2003ナンたらカンたら」という星を、アメリカ人が見つけなければプルートの悲劇は起こらなかったのである。
「2003ナンたらカンたら」という星は、冥王が使わした「やぶへび」であった。
そもそも「冥王」という名前が、消える運命の予兆だったのかもしれない。
ところで・・・

きのう上原直彦さんにインタビューさせていただいた。
直彦さんは自分のことを「放送屋」という。
いろいろなことを教えていただいた大先輩である。
今年、放送界で顕著な功績を残した人に送られる「放送人グランプリ」を受けられた。
最高の放送屋である。
その直彦さんに、シマクトゥバの日について聞いてみた。
昔、娘さんがポークのCMを見て「英語を覚えた」といったという。
「ヌチグスイヤサ」
である。
「そのときに『ウチナーグチだよ』とでかかったけど、『よく覚えたね、いっしょにやってみよう、ヌチグスイヤサ』と、僕は遊びが好きだから。これは方言だといってしまったら、あ、間違ったことを言ってしまったと二度とこの子はウチナーグチの話をしなくなるんじゃないかと思ったんで、待ってやろうと。中学まで待ちました。あの例を知ったからですよ、東北の学校で理科の時間に『雪が解けたら何になりますか?』・・・『水』、じゃなしに、『春』といった子がいるわけだ。氷が溶けたら何になりますか、春がやってくる、。雪国の子が氷が融けたら…水というようじゃだめで、それにペケをつけた先生がいるのね。僕だったらこの先生にペケをつけますよ」
ウチナーグチを覚えようとするのなら、それぐらいゆったり構えよ、とおっしゃるのである。
言葉というのは崩れたり消えるのは早いが、残すのは大変である。
フツウにしなければいけない。大上段ではダメということなのである。
しかし、中学までヌチグスイヤサを英語だと信じていた娘さんもすごいのである。
ワタシは逆にあのCMを見ながら
「このおばはんは、意味がわかってるんだろうか」と
そればかり気になっていた。
上原直彦さんのロングインタビュー1000人の言葉は、8月26日の午前6時から
放送である。
朝もハヨからご覧ください、
Posted by 家主 at 23:32│Comments(3)
この記事へのコメント
そお2!・・そのCM!・ワタクシ!・・ずーと、「ナ・ツ・カ・シーイ・ア・サー!」に聞こえ・・この外人のオバチャンは何がそう懐かしいのかと・・それも楽しげに!・・・ここから本題!我に策あり!・・「民謡で今日うがなびら」の「ホームページ」を早急に制作されたし!・・来たる世界のウチナンチュー大会で集まる「2世3世」など2に、パンプレトを大量に作り母国に帰りては集会場所に貼り出したり、各個人、枝、枝の先まで宣伝して貰う!・・今日の番組(動画)の配信!・・各、(市町村)の今昔物語、とか方言ニュース、3線教室、etc・・・出来れば、(英語、スペイン語、ポルトガル語、)の字幕付で、などなど、日々増えるであろう膨大アクセス数となり得るサイトが出来上がるはず!。スポンサーは世界的規模の企業が数多引き受けるであろう。色んな分野のビジネスチヤンスの根幹に成りうるこのサイトを早急に取り掛かりされたし!・・・(今回のコンサルト、プランニング、アドバイス料として全収益の12.75パーセント私の取り分とします。)成功すれば久茂地、神本ビルの裏にビルが1棟立つであろう。・・・尚、来春の・・・桜を観る会に上原直彦氏の1席、用意シトキましょう(期待)・・・・・
Posted by 白黒・テレビ at 2006年08月25日 04:44
「水金地火木土天海冥」で覚えた者にとっては、とてもリズムが悪くなってムズムズします。
う”ぅ、最後の”冥”まで言いたい…。
わたしも子供の頃は「ヌチグスイ~ヤサ」はデンマークとかポーランドとかあのあたりの言語かと思ってました。(あのオバサンの母国語かなと)
それを見守った上原さん、さすがですね。
子供の絵をあれこれ言う先生がいるそうですね。
「キリンは赤じゃない」とか「太陽は緑じゃない」とか。
それで絵が苦手になったという人がいます。
幸いに絵が好きなわたしはこんな先生にペケつけたくなります。
う”ぅ、最後の”冥”まで言いたい…。
わたしも子供の頃は「ヌチグスイ~ヤサ」はデンマークとかポーランドとかあのあたりの言語かと思ってました。(あのオバサンの母国語かなと)
それを見守った上原さん、さすがですね。
子供の絵をあれこれ言う先生がいるそうですね。
「キリンは赤じゃない」とか「太陽は緑じゃない」とか。
それで絵が苦手になったという人がいます。
幸いに絵が好きなわたしはこんな先生にペケつけたくなります。
Posted by うずまきメリーさん at 2006年08月25日 22:13
土方君、お元気ですか? 高校時代の同級生ですよ。1年ぶりに沖縄へやってきました。ひさしぶりに耳にするウチナーグチは、とても柔らかく、すてきな言葉に感じます。標準語に近い東京語しか知らない私にとって、その土地の言葉を持っている方々をうらやましく思います。
「海」と「冥」はときどき入れ替わっていたようですが、今は「・・・海冥」だったのですね、と思ったら、1つ惑星では無くなってしまったのですね。少し寂しい気もします。
「海」と「冥」はときどき入れ替わっていたようですが、今は「・・・海冥」だったのですね、と思ったら、1つ惑星では無くなってしまったのですね。少し寂しい気もします。
Posted by 佐川嘉博 at 2006年08月26日 07:46