土方　浄の「スコアブックをもう一度」

“宇宙の胃袋”服部京子と並んで笑顔を見せるＦＣ琉球の与那城ジョージ監督である。
笑顔にどこか疲れが見えるところに、この試合の意味合いを感じさせる。

ＦＣ琉球が、リーグ５位の佐川急便大阪ＳＣに快勝した。スコアは２－１であったが、きょうはピッチの上から『意気込み」を感じさせてくれた。


そのリードオフマンとなったのは、久々先発出場の、フットサル日本代表・比嘉リカルド。
このＦＫのスペシャリストは、
長身のタチコの頭に合わせて先制点を奪い・・・
そのタチコがマークされていることを知ると、タチコの頭を越えて、飛び込んできた松原の頭に合わせて決勝点につなげた。

もっとももう１点、幻のゴールがあった。
同じようにタチコをダミーにして、飛び込んだ仲里航に合わせたＦＫである。
仲里のヘディングシュートは、キーパーが抑えたものの、そのままくの字で後ろに倒れた。

ボールを抑えても、ゴールラインを超えてしまえば「ゴール」のはずである。
映像を確認しても明らかに入っていた。
仲里のゴールは「誤審」で消えた。
こちらも久々のスタメンとなった仲里。意欲が過剰すぎてから回りしていた。
それを帳消しにする場面だっただけに気の毒だった。きっと天中殺である。

きょうも野田恭平はスーパーセーブを連発。
松原も体を張ったディフェンスを見せた。

こんなプレーを毎回見せてくれれば、周辺のお店で乾杯用のビールが売れる。


この日は試合後、県代表として宮崎遠征する下部機関の子供たちが募金活動をしていた。
お兄さんたちの勝利は、彼らにも追い風になったに違いない。

これでリーグ順位は１４位になった。
やはり勝ち点３は大きい。

ところで…