2006年09月18日

16ラウンド

きょうは「シマクトゥバの日」である。
そこで挨拶も上原直彦御大に伺って、シマクトゥバにした。

今日拝なびら。
今日や島々ぬ言葉使い合うてぃ んーだなんでぃ言る「島くとぅばぬ日」
御年寄ぃ 敬めーする「敬老の日」やいびん。


普段使わない言葉を使うというのは、なかなか難しいものである。
直彦御大は

「最初は、英語と思って話せばいい」と言った。

存外、そう思って取り入れたほうが、自然に入っていけるかもしれない。

さて、カメ君に注目が集中しているが、実はいま日本のボクシング界は大活況である。
新井田豊、イーグル京和、亀田興毅、徳山昌守、名城信男、長谷川積穂…。
そしてきょう、川嶋勝重がWBCスーパーフライ級の王座返り咲きをかけて、
暫定王座決定戦に臨んでいる。

16ラウンド
そんな流れの中で、来月9日、WBCライトフライ級のベルトに挑戦するのが
白井具志堅ジムの世界ランキング9位・嘉陽宗嗣。
階級もそうだが、具志堅用高が世界のベルトをとったのあ30年前の10月10日。
弟子で同じサウスポーの嘉陽が世界王座に挑む。

16ラウンド

先日、久しぶりに訪れた白井具志堅ジムは、スタッフがすっかり代わっていた。
嘉陽のトレーナーは、なんとあのQちゃんの師匠、小出義雄さんの教え子だという野木丈司さん。
高地キャンプでも、走っての登山や200メートル×20本のインターバル走などでスタミナをつけたという。

16ラウンド
しかし、いくらスタミナがついた…パンチ力が出た…スピードが違うといわれても、なかなかぴんとこないものだ。
ところが、この師弟、それを取材陣の前であっさり見せたのである。
この日行ったスパーリングは、相手を替えながらの16ラウンド。相手は4ラウンドで入れ替わって「世界に挑戦するヤツに、目に物見せてやろう」と挑みかかってくるが、嘉陽はそれを受け止めなくてはならない。その間、一度だけグローブをとったが、あとは休みなしである。

前回見たとき感じなかった威圧感があった。
ひとつの壁を乗り越えた自信が感じられた。

寡黙とまではいかないが、嘉陽の静かな闘志に「平仲以来」の沖縄生まれの王者を期待したい。





Posted by 家主 at 20:57│Comments(0)
 
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