2006年11月16日
名護マサー
名護マサーというのは、名護に住む人の気質を表した言葉で、
『負けず嫌い』という意味を含んでいるそうである。
その名護マサーが存分に発揮されたのが、きょうの高校ラグビー決勝だった。
準決勝で読谷に76対15.
圧勝したものの、全国大会をイメージして取り組んできた自陣ゴール前でのディフェンスで
2本のトライを許した。
キャプテンの田仲君が試合後に残した言葉は
「(準決勝の点数は)100点満点の5点。あんなにやってきた練習が生きなかった。
決勝は0点に抑えないと意味がない…」
およそ勝者の弁とはいえないものだった。
そして迎えた決勝の宜野座戦。
高校日本代表候補の濱里耕平が爆発した。
高校日本代表候補
濱里耕平くん
70メートルを独走してのトライなど、一人で7トライ35点。
キッカー比嘉亮介のゴールキックも高い確立で決まり、司令塔山端もゲームを良く見ていた。
沖縄のラグビーは正月を迎えたことがない。
迎えたことがないというのは、貧乏ということではなく、花園で迎えたことがないということである。
準決勝のあと、あんなに渋い顔をしていた田仲祐矢キャプテンも(後列左から3人目)も
目標どおりのシャットアウトでつかんだ花園に、きょうは最高の笑顔だった。
セットプレーに強く、相手ボールを貪欲に奪い取る(ターンオーバー)ことができるこのチームが、
新しい歴史を刻んでくれることを期待したい。
Posted by 家主 at 19:33│Comments(1)
この記事へのコメント
私も高校時代からラグビーをやっていますが、こんなにも実力差の開いた決勝戦を観たのは初めてです。 今年は名護の強さよりも、沖縄県のラグビー自体が弱体化したのではないかと、心配しています。 その憂いを払拭する様な活躍を花園では期待したいです。 ぜひ 名護には1勝してもらいたい!と、強く望みます。
Posted by まさみ at 2006年11月21日 16:13