2006年11月21日

花咲く日

亜細亜大学の糸数敬作投手がドラフトで北海道日本ハムから3巡目指名を受けた。
東都六大学秋のリーグ戦の優勝投手。最優秀選手。最優秀投手。ベスト9の三冠を獲得。
明治神宮大会では同じ北海道日本ハムに希望枠で入団する早稲田の左腕、宮本と投げ合って、
見事、亜細亜大学を日本一に導いた。

かといって、彼の野球人生が順風満帆だったわけではない。

高校時代も背番号「1」をもらえない時期もあった。

大学4年の春までは、たった3勝しかしていない。

ところが、4年の秋だけで5勝である。
庭隅の日陰にあった花もつけない小さな桜が、いきなり周囲も驚くすばらしいをつけたという感じだ。

本人にインタビューすると「お世話になった人にとにかく応えられるよう、頑張りたい」
控えめながらも力強い言葉が返ってきた。

高校時代は、ともするとコントロールに難があり、突然崩れるというイメージだった。
しかし、今は140キロ後半の速球とスライダー、フォーク。
そしてなんといっても外角へのずば抜けた制球力。

神宮に応援に行ったという、恩師の神谷嘉宗、現浦添商業監督も
「まったく肉体が変わっている、恐ろしいほどの走り込みをしたんだろう」
話していた。

日本一のチームが指名したというのは大変な自信だろう。
さらに大きな(日ハムの)幹になり、花をつけそうな気がする。

もう一人、沖水からTDK千曲川に行っていた大城祐二内野手は阪神の5巡目。
岡田監督がいたくご執心だったと聞く。

沖水の栽監督は
「打撃はいいが、内野手としてのがまだない。のある選手になってほしい」
と、エールを送った。

プロは「華」がなければだめである。
とはいえ、今日はまだプロとして種が「収穫」されたばかり。
二人とも即戦力だけに、来シーズンの活躍を期待したい。



Posted by 家主 at 23:56│Comments(1)
この記事へのコメント
確か今季のパ新人王の同じ日ハムの八木投手も大学4年時に急成長を
遂げた投手ですよね。
糸数投手も本人の素質とコーチ陣の指導を素直に聞けば同様の活躍する可能性大ですよね。

新垣、有銘、大嶺、そして糸数で松坂無き後のパ・リーグを盛り上げてくれればうれしいですね!
Posted by スプラッシュ! at 2006年11月23日 22:16
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。