土方　浄の「スコアブックをもう一度」

http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31813740

この年末年始、いろいろな本を読んだ。
最初に読んだのが「昭和３３年」
自分の生まれた年が本になっていたので、思わず買ってしまった。

現在は前後最長の景気継続なのだそうであるが、
昭和３３年は「岩戸景気」が始まった年。

長島茂雄が巨人軍に入団し、川上哲治が引退。
野球人気が東京六大学からプロ野球に移行した年である。

先日なくなった日清食品の安藤百福さんがチキンラーメンを発明し、
１２月には昨年小説が話題をまいた「東京タワー」が誕生した。

売春防止法が施行され、スーパーカブが発売され
関門トンネルが誕生した。

沖縄ではＢ円がドルに切り替えられ、
ブース中将が新たに高等弁務官に就任した。


那覇と先島の間に、無線電話が開通し、
土地をめぐる対立は激しくなり、島ぐるみ闘争へ続いていく。

８月には首里高校が県勢として初めて甲子園の土を踏み、
仲宗根主将が選手宣誓した。

こう見てくると、ここ数年の状況とダブるところもある。


八重山商工が、離島勢として本格的に甲子園に出場し、
プロ野球人気は国内からワールドワイドに広がった。

ブース氏は沖縄に対し、かなり強硬な姿勢で臨んだようだが、
普天間問題を抱える中、安倍政権はどうだろうか。

東京タワーという存在は、まさにテレビ時代のシンボルだが、
いよいよ沖縄でもデジタル放送時代を迎えた…。

さあ、どんな年になるんだろう。