2007年05月14日

一番

1番でないと嫌だと言う人がいる。

勉強も一番、スポーツも一番、遊びも一番…。
何でも集中して頑張ってしまう。
いや頑張るのではなく、それが習性なのである。

しかし、1番を取ったヒトより、2番だったヒトのほうに興味が持てるのは何でであろう。

カワカミさんよりニシモトさんなのである。


ニシモトさんには、悲運の名将という言葉が充てられる。
ご本人はかなり不満であろうと思う。
「悲運」だったとは思っておられないであろうからだ。

「で」あるがゆえにニシモトさんなのである。

木曜日に故・栽監督の追悼番組をやることになった。

甲子園通算「29」勝。
2年連続「」優勝。

逆にそこに重みがあるように思えてならない。

栽さんは常々おっしゃっていた。

「野球はもう9割は解明されています。こうやったら打てない。こうやったら勝てない。
わかっていないのは1割だけなんです」

人間って、その一割が「味」なのではないだろうか。
優秀な選手を全国から集めて甲子園球場で一番最後に残るチームになるだけが
本当の1番じゃない。

番組の準備で、昔の映像を調べていたら、
昭和63年の京都国体の映像が出てきた。

平良、山川のバッテリーを擁した沖水は、この大会で全国制覇した。

栽さんは、沖尚の優勝を受けて「先にやられましたね」ときかれると、
「僕だって全国制覇してるんだよ」
とよくおっしゃっていた。

久しぶりに見る「優勝」の瞬間。
浜風も吹かず、アルプスもない球場で、栽さんは珍しく屈託のない笑顔だった。



Posted by 家主 at 22:42│Comments(1)
この記事へのコメント
えー・・2番手「雑草組」みだと、・・・「大杉勝矢」、「西本崇」・・
まー「野村勝也」「落合博光」はほとんど1番手やねー通算の記録からしても

しかし・・チョい昔までありもーしたの・・・「時の経済人やら、活躍したスポーツ選手、芸能人、etc・・」やらを呼んでのトーク番組!・・今、ないの~?・・

確かー・・週末や日曜日の朝なんぞに・・RBCもOTVも・・えにュHKも・・・
まー・・言わずと知れた・・・まー予算でやんすかの!?・・・
まー近年、元気なる企業が増えたので、又期待したいねー・・営業MANに・・

しかし・・甲子園(高校野球)での金属バットの制限を進言したいね~・・・
体力も増えた・筋トレでパワーも付けた・・それでもって金属バットでブン2!振り回す(中田?)・・・我々、投手出身者はたまらんぞ~!(うそ)・・・・
なんがしからの緩やかなる・・対策を期待したいねー・・・・

un~?・・野球で1番バッタで浮かぶ選手と言えば・・・・センター柴田か?・
Posted by 韋駄天・飛吉。 at 2007年05月15日 17:28
 
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