2007年07月30日

なだれ現象

参議院選挙は、糸数慶子さんが圧勝した。
376,460票。

過去に行われた全県規模の選挙での最高得票数である。
西銘さんとの得票差も127,000票あまり。
知名度抜群の糸数さんということを考慮しても、
現職をこれだけの大差で破るというのは大変なことである。

「改正」「不備」「税率」「任命権者」「金」「失言」「投入」「教科書」「税率」「不安」…

こういう漢字が、1000の風となった。



比例区では山内徳信さんも当選。大田昌秀さんの議席を守る形となった。

民主党60、自民党37、公明党9、共産党3、社民党2、国民新党2、新党日本1、無所属7。
岡山では自民党の片山虎之助参院幹事長も民主党の新人に敗退した。

私は次をにらんでという部分も含めて、『敗戦の弁』というものに注目するが、
片山さんの敗戦の弁は、さすがに一方の雄だけあって、見事であった。

大きな地震が起こると、小さなゆがみが残る。
だから必ずそのゆがみを補正する余震が起こる。

この選挙が本震で、これから余震が続くのか。
郵政選挙が本震で、これが最大余震なのか。
あるいは、地殻変動の幕開きなのか…。

敗軍の将は、辞めないらしい。



Posted by 家主 at 11:47│Comments(5)
この記事へのコメント
土方さんこんにちは!昨日の夜から今朝まで開票速報を見聞きしていた(ラジオはRBCiラジオ、テレビはフジ系でした)ので今日は寝不足です・・・。自分は相手候補に投票したんですが、ここまでの大差で負けるとは予想していませんでした・・・。与党完敗で市場は売りに出ていますが、民主党の今後が注目ですね!
Posted by がじゃっちiがじゃっちi at 2007年07月30日 14:20
久しぶりの文章興味深く読ませていただきました。

我が●●県(定数1)でも再選を目指した元防衛庁長官2世の自民党候補に新顔の松下政経塾出身の民主党新人が圧勝しましたよ。

かつては「保守王国」とまで言われた我が県ですが、非改選議員も民主党ですのでこの結果、参議院は自民党ゼロになりました。

現役時代は私も選挙のたびに第三者の立場?でその都度関わって来ましただけに、感無量といったところです。

でも、民主優勢の政界次の総選挙まで続くのでしょうかね。それとも一時的な現象でしょうか、私自身はまだ判断がつきかねています。もっとも今の段階で的確に予測できる人は誰もいないでしょうが!
Posted by sanku at 2007年07月30日 16:47
いまや〇〇王国という言葉は、死語になりつつあるのかもしれませんね。
今年は地震に台風と天災続き。
政治でも大きな動きと、先が読めません。
選挙前は、まければ分裂の危機とまで言われた民主党。
勝って、大きく変わるのでしょうか。今後が注目ですね。
Posted by 土方 浄土方 浄 at 2007年07月30日 20:42
沖縄はともかく
民主党が自民党の対極にあるとは思っていません。
むしろ似たもの同士だと、わたしは思っていますが、”自民党” という大組織がかいてた胡坐の下のふかふか座布団を取ったことに意味があると思っています。
全ての政治家が、国民ひとりひとりの息吹を 呼吸を感じないと大木も倒れる風になるということを肝に銘じてもらいたいもんです。

で、この選挙で風見鶏だったのは 政治家・国民のどちらだったんだろうなぁ…。
Posted by うずまきメリーさん at 2007年07月30日 21:55
  明らかに自民党には人材も危機管理能力もなくなって来てます。
小泉さんが、めちゃくちゃにしてしまいました。民主党の方が政権担当能力はもう少しですが、少子高齢化で福祉が出来ない自民党が下野するのも時間の問題です。参議院で過半数取った民主党は、年金流用禁止法案とか与党に揺さぶりをかけてくるでしょう。今衆議院解散したら自分達の首が飛びますからね。中選挙区の派閥時代なら即交代で人材も派閥に居たのでしょうが、小泉さんが郵政民営化でぜーんぶ追い出してしまいましたからね。

 これから民主党は建設的な法案提出で揺さぶりをかけてくるでしょう。
自民党による自民党の為に税金の無駄使いをあぶりだして欲しいものです。
政権交代が当たり前の国は、交代したら前政権の不正が国民に明らかになる。自民党の幹部連中など、内心びくびくしてるのではないでしょうか?
Posted by たけたけ at 2007年08月01日 16:17
 
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