2008年01月04日

我笑

あけましておめでとうございます。

今年はネズミ年。
小惑星が地球に激突して恐竜が絶滅したあと、
ネズ公のご先祖様が、非常に頑張って哺乳類の時代の基礎を築き、
現在の地球の基礎を築いたそうだから、
ネズミは大変ありがたい生き物なのである。

ネズミさまに肖って、今年は次に向けた基礎を築く年にしたいものだ。

久々に正月を本土で迎え、箱根駅伝の中継を見ていた。
何と今年は、前年優勝の順天堂、大東文化、東海大と、
史上初めて3チームが襷をつなげなかった。

駅伝と言うのは過酷なスポーツである。
チームが、1年間の全てを、その二日間にかけてきたとしても、
その日に「たまたま」が起こってしまえば全てがパーである。

一人がどんなに優秀であっても調子がよくっても、
一人が絶不調で倒れてしまったら、そこで「棄権」=「記録なし」になってしまう。
しかも、全区間にそこそこの力を持った選手を集めなければならない。

スタートの第1区を見ていたら、アフリカ勢【留学生】だらけで、オリンピックかと思った。
確かに選手を補強するのにもっともたやすい方法だろうが、
大学生の駅伝ということを考えると「ファウル」じゃないかという気がする。

高校バスケットにしても、外国人留学生が当たり前のようにメンバーを占めている。
ラグビーの日本代表には、
日本国籍を取得したニュージーランドやトンガの選手が含まれている。

「勝つ」ってなんだろう。

勝つことと、心に残るプレーは違う。
優勝したひいきのプロ野球チームだって、
優勝した年ではない年の活躍のほうが記憶に残ることがある。

勝てば良いというものではない。
学力テストも同じことだと思うが、変に「最下位脱出」とかいう目標を立てると、
本当に大切なものが見えなくなってしまう。

日本では、科学の実験がとにかく減ってしまっているのだという。
その背景には「危険だ」「リスク管理しよう」「残酷だ」などという声があるらしい。
鉛筆を削る安全剃刀も、フナの解剖も、塩酸や硫酸を使った実験も極端に減っているという。

自然が少なくなり、大都会で「犬」と「豚」の区別がつかない子供が現れたというのは10年ほど前の話。
沖縄でも那覇近郊は、本土の下手な小都市よりよほど「東京的」になった。

「危険」が分からなければ「安全」はわからない。
犬に悪さをして噛まれなければ、犬との接し方は分からない。
こどもは残酷なものだが、残酷さの中から命の大切さを知っていく。
本だけで分かるのなら、みんなスティーブン・ホーキンスやリサ・ランドールである。

フクロウのエサに…、
タカのエサに…、
マングースのエサに…、
キツネのエサに…、

ネズミは散々な目にあってきたが、いまや都会の地下の世界を制している。
奴らはジュウナンなのである。
だからといって、あまりドブネズミとは出会いたくないとは思うが。

それはそうと…

「勝てば」いいってもんじゃない。
それは歴史が証明している。








Posted by 家主 at 16:48│Comments(3)
この記事へのコメント
土方さん、明けましておめでとうございます!
今年もBlog楽しみにしています。

「勝ち組」 「負け組」って何でしょうね。
競争のためだけに結果があるようなのって、わたしは参加したくないな。

”体験”は すべての五感につながります。

流行のゲーム機のCMなど見ていると、実際テニスしたりボーリングしたりする方が楽しい気がするけどなと思ってしまいます。
ゲームで虫取りしても草や土の匂い、風の流れ、日差しの強さ、湿度や音はわからない。
日が暮れるまで遊んで帰る時に見る夕日は本物じゃないと思い出にならない。

わたしの今年の目標は ”ニュートラル&フリー”
善悪、 勝ち・負け、 優劣、 常識・非常識、 固定観念、 過去・未来、 好都合・不都合etc.
そーゆーものから自由になること。
体験を ただ受け入れること。

絶えずチュー間に居られるようになりたいです。
♪リンダ、リンダ~♪
Posted by うずまきメリーさん at 2008年01月04日 20:30
えー「♪答えは^ーず^-ぅと、奥の方ー、・・・」

     「心のず^-ゥと、奥の方ー、・・」 「涙はそこから、やってくる、・・・」

          「心のずーぅと、奥の方ー!、♪・・・」

                  (「ブルーハーツ」が、心に沁みるね^-!・・)

   「今年もうずまきメリーさんに、ついて行きます・・・・陰からそっと・・・・」
Posted by 鷺の助。 at 2008年01月04日 21:37
今日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!

実は、今日は愛犬コテツちゃんのお話も伺いたいと思っていたのに、
すっかり飛んでしまっていました…(笑)

私は保健センターでよく育児相談をしていたのですが、
子どもに喧嘩をさせてあげることも、失敗をさせてあげることも
とっても大事な経験なんですよってアドバイスするようにしていました♪

喧嘩してぶつかってみないと人とのぶつかり方が分からなくなっちゃう。
「危険」が分からないと「安全」が分らない…その通りだな~って
思って読ませていただきました♪
Posted by りょこたんことひらおかりょうこ at 2008年01月10日 02:33
 
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