2008年11月06日

ジュラシック

ジュラシックパークの原作者、マイケル・クライトンが亡くなったという。
癌で闘病中だったらしいが、驚いた。

この人の作品はかなり読んだ。
本人が医者で科学者であるから、納得させる内容がある。
一番最初は「アンドロメダ病原体」であったろうか。

ジュラシックパークだけでなく、ライジングサン、
タイムラインにER…
次々に映画やドラマとなって、彼の作品は視覚から飛び込んできた。

だが、2004年の作品だったか、地球温暖化の真偽をついた
「恐怖の存在」では、
作品の中から「本人」が飛び出してしまった。
SFがSFでなくなっていく現実の中で、
黙っていられなくなったのであろう。
具体的に地球温暖化をめぐる近年の学説を裏返して見せた。

でも、どうもサイエンスフィクションの「フィクション」の部分が
現実の問題となってくると、「読み手として」物語の外にいる自分を感じてしまう。

こういう時代、SFを書くのは難しいのかも知れませんね。

巨人と西武の日本シリーズは巨人が王手。
ここで突然、ブルペンからタイムマシンが現れ、鉄腕稲尾が西武のマウンドに立ち、
塩崎、松沼、東尾とつないで、最後は全盛期の池永で逃げ切り…。


小惑星の衝突や地球温暖化、核戦争や細菌兵器の恐怖がSFの世界から
現実のものになるぐらいなら、こんな話のほうが良いですね。

もっとも映画で見ていた「将来の話」が現実になったといえば、
オバマ大統領に勝るものはないでしょうが…。



Posted by 家主 at 22:28│Comments(1)
この記事へのコメント
え~映画「バックツゥザ^・フュ~チャ^-」の会話でありましたね^-・・


「その話が本当なら、その時代の大統領は誰がやってるんだい?、・・」
                               (過去の人々、・・)
「ロナルド・レーガン」・・(大笑い^-、、)

ウエスタン映画の3流役者のドナルドがまさか?誰もが信じないことでしょ~


まー今風に、日本的に分かり易く例えると、・・
「東国原宮崎県知事」が、総理大臣と言い張るのと同じですね、(笑)、・・

いや~わからんぞ~!?・・
あれが転んで、あそこと組んで・・おれんとこから出す、出さないで、・・
話があれやこれやで2転3転、結局、真ん中とって、「そのまんま」・・

 ん~多分、そのころ向こうは、「ターミネーター大統領」でしょうか?!、・・

                 (あ、・・まだ、就任式もまだなのに、・・・)
Posted by 永田鳥。 at 2008年11月07日 17:55
 
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