2009年06月15日

ジャングル

昔、タイガーマスクというマンガがあった。

♪ 白いマットのジャングルに、きょうも嵐が吹き荒れる
  ルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかませ
  行け行けタイガー。タイガーマスク…

そのマンガから飛び出したタイガーマスクがホンモノのリングで活躍した。
そんな2代目タイガーマスクだった三沢光晴さんが、リングの上で亡くなった。

その日ワタシは、沖縄プロレスでのデビューを一ヵ月後に控えた
一人の若者を取材していた。
彼はインタビューで言った。

『リングの上では、一つ間違えたら死んでしまうことがあるぐらいの激しさです
だから受身だけは間違いなく出来るように稽古してます』

まさかその日の晩に、日本プロレス界の象徴の一人が亡くなるとは…


常人に出来ないファイトを見せるプロレス。
相手を魅了するものだけに、日常から驚くような練習をしている。
無茶なファイトはしなかった沖縄プロレスのシーサー王も
かつて額に大きな怪我をしたことがあったと言う。


命がけなのだ。


スタン・ハンセンの息子がマリナーズから指名されたニュースを眺めつつ、
リングに立つことの意味を改めて感じさせられた。
とにかく今は、合掌。



Posted by 家主 at 03:13│Comments(0)
 
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