2009年10月06日

ヒトの判断

虎は皮を残し、人は名を残す…というが、ヒトによっては「金を遺す」ひともいるし、「形を遺す」ひともいるし、「子をのこす」ひとも、中には「禍根を残す」ひともいる。
現代と言う時代は、目の前で起こったことですべての人間性を評価する時代。
でも、それでいいのか。
日本人の価値基準がどこにあるのだろうか。
例えば、五年前の郵便局を巡る大号令はなんだったのか。
アメリカの競争社会を見倣う動きは、リーマンとともにきえ、食べ物までを投資対象にする社会に、やっとおかしいと気づいてきた。すこしまえ他の局で旧海軍の「反省会」なるものを番組でやっていたが、おかしいと思っていてもそれを言えない組織では意味がない。
組織だから黙って行動せよというのは、秘密結社のようなものである。
「評価」を嫌う時代になった。する方もされる方もだ。独り独りの時代。
組織なら、仲間がもがいているとき、助けなくてはいけない。だが本当は独り。変革の嵐ふく谷間で聞いた一人の人物の死に、様々なことを考えた。



Posted by 家主 at 02:04│Comments(2)
この記事へのコメント
日本人の価値基準……

う~ん…

私個人からしたら、むずかしくってなんでしょうね?




土方さんは何をのこす人でありたいのでしょうか?
Posted by 土方浄大好きさん at 2009年10月06日 02:16
その組織を俯瞰で見れば その空気感の影響を受けずにただ判断ができますが

空気感の真っ只中にいても ちゃんと見極め 反論できるかどうかは 
個人の気質と信条でしか左右できないかもしれませんね。

これは日本に限ったことでないと思いますよ。

以前、NHKの「映像の世紀」という番組を見ました。

時代の流れの中で いったいどの時点でなら 戦争を避けられたんだろうと
思いながら見てましたけど

どの時代においても 戦争へと流れていく中で反論する少数というのは
”圧力” でジリジリ押し出され権利を奪われ 
結果的に国中を覆ってしまう ”思想” に巻き込まれてしまう。

過去ドイツでもそうだったし、新しいところではアメリカですらそうだったのを
わたし自身も目の当たりにしてしまった。

TVのイメージで政権も底からひっくりかえる時代。
イメージを利用し イメージを売って イメージで判断し イメージでごまかせる時代。

マスコミという世界にいる土方さんは 「おかしいこと」は「おかしい」と言える
局の”一人”でいてくださいネ。。。
Posted by うずまきメリーさん at 2009年10月07日 22:09
 
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