2011年06月02日

菅僚国家

朝から永田町方面は、大騒ぎだったが、
終わってみると、そよ風ぐらいだった。

どっから考えてみても、
この時期にねえ…
永田町民族が何を言ってるのを聞いても呆れてしまう。

言語が違うのか、あの一角だけバチカン市国のように
別の聖域になっているのか。


日本の官僚国家を批判する声はずっとあった。

でも、官僚国家・日本は武士が刀をさす役人になった江戸時代から
ずっと続いているのだ。

幕末になってさまざまな困難に対応せざるを得なくなった
幕府の老中に就任した25歳の阿部正弘は
(25歳で総理大臣なんで、きょうびありえませんが)
低い身分の幕臣を次々に重要なポジションに抜擢した。


当時はシステムが出来上がっていたので、血縁に守られた中で
「人物」はなかなか昇進できなかったが、
きらりと光る「人物」を見つけるのはさほど難しくなかったという。


「幕府官僚」の中にも、先見性のある人物はたくさんいた。
勝海舟、川路聖謨、岩瀬忠震、小栗忠順。

ワタシは幕末の 勘定奉行・小栗上野介という人物が好きで、終焉の地にも行ったが、
徳川埋蔵金のを隠した人物…と語られるばかりで、横須賀造船所をつくるなど
日本近代化の基礎を築いたことはあまり出てこない。

このヒト、官軍と最終決戦!と言い続けたものの、親分・徳川慶喜が水戸に隠居したため、
彰義隊に引っ張られそうになっても

「親分がやらんというのに、大義名分のない戦ができるか」と

田舎にこもった。


ところがここからが幕末を生き延びたヒトと、明治を迎えられなかったヒトの差である。
官軍に「幕府サイドの危険人物」と思われていた小栗は
有無を言わさず、「濡れ衣」も着せられぬまま殺されてしまった。


このヒトが生きて新時代を迎えたらどんなことをやってのけたか…。


優秀な人材は使い尽くさなければいけない。
それがわからないのが罪である。









Posted by 家主 at 22:36│Comments(2)
この記事へのコメント
そうですね!!!
被災地の方達が大変な思いをしてるときに…
( ̄○ ̄;)ポカ~ン
歴女とまではいかないですけど、小栗上野介さんは地球一周かな?
船でしてたようだったかな?
もし!間違ってたら、ごめんなさい。
Posted by 土方浄大好きさん at 2011年06月02日 22:53
えー結果から見れば最大の義援金箱ドロボーは財務省である、まだもみじの手のチッこさの小中高生に個人・企業団体・富裕層から・富める国に貧しき国までもが感情に流され善意の現れからなけなしの金を投じたのにだ、集めにあつめたあとに後だしジャンケンで消費税upときた、始めに増税なら宮里みかちゃんも冷静なる判断が出来たのです、皆あとから来るもんだと後ろ向いたら誰もいなかった(笑悲、

役人が出す「値」は全て今から交渉に入る前の相場に上乗せされた数字なのである(インフルエンザワクチン接種料金・煙草の増税・トータルの消費税増額分)誰もどこもどの団体も意義がないので言い値がそのまま押し通されておる、チックする機関すらない状態、
えーこのはなし・・あと3m程続きますがどーしますか(笑

みかちゃんの件はゴルフ協会が仲介に入り手ごろな金額で前納に変更すべし、その方が全てに丸く収まる、・・
Posted by 仙人 at 2011年06月03日 21:59
 
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