2006年03月07日

真打昇進

知り合いの落語家、春風亭昇輔さんが、真打に昇進することになった。
名前も瀧川鯉朝と改めるそうだ。

ぶりは出世魚であるが、関東では「ワカシ」 →「 イナダ 」→「 ワラサ 」→ 「ブリ」
関西では「ツバス」 → 「ハマチ」 →「 メジロ」 → 「ブリ」 と出世の手順が違う。
昇輔さんの場合は、「春風亭柳吾」→「春風提昇輔」→「瀧川鯉朝」という出世である。

http://www.geikyo.com/kaiin/profile/128.html

この人、大変な千葉ロッテマリーンズファンである。
落語のほうはもちろんだが、寄席文字を書くのもすばらしくうまい。
南京玉すだれも出来る。
「芸」を確実に進化させている

飄々としているところが落語家らしくて粋である。
ぜひ、真打披露には行きたいと思っている。

落語というのは、話の「間」をつかむのに最高の材料だとかねてから思っている。
上手い落語家は、「間」の使い方が天才的に上手い。
「間」の使い方で、高座の上に何人もの人間を生み出すのである。

真打昇進

これは全く「芸」を覚えない、コテツの「背中毛」である。
こいつは本当に「間」が悪い。
散歩中も、時間が有るときは帰りたがり、時間がないときに限って遠くに行こうとする。


最近くさいと思ったら、しばらく洗っていない事に気がついた。

そこで、捕獲して洗うことにした。

真打昇進

どうもこの男、人間の言葉が分かっているフシがある。
「洗うぞ」といったら、うなだれた。

今まで確実に覚えた「芸」は「お手」であるが、言う前から「手」を出すので、性格には「芸」ではなく条件反射に近い。

真打昇進

いまはまだ「前座」だが、なんとか、「二つ目」ぐらいの芸を覚えてほしいと思う今日この頃である。



Posted by 家主 at 20:04│Comments(0)
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。