2006年04月21日

ELってなんだ?

きょう、ある記者発表にいってきた。

「エレクトロ・ルミネッセンス・シート」の新製品発表である。
何の事やらわからないと思うが、いわゆるEL製品である。

ELってなんだ?

ELってなんだ?
開発したのは大阪のベンチャー企業を中心にしたグループで、きょう会見を開いた
㈱国際経済協力機構が、もともと持っている世界への販売ルートを使って展開するのだという。

この会社、国連の下部機関のような名称だが、ベースは社長の岩本和久さんが
大学4年のときに立ち上げた会社。
名実ともにベンチャーである。

昔は、工事現場というと、赤っぽい点滅するロープみたいなものや反射板だったが、
最近、工事現場で時々こういう「自ら光る」標識を見かけるようになった。

それがこのELなのだそうだ。

そもそもELは、コダック社が開発し、実用化に向けて研究を重ねてきたが、
特許の有効期限が切れたため、各国の大手企業が「実用化」をめぐり、しのぎを削ってきた。

大手企業が目指しているのはELを使った、超薄型テレビであり、数社が開発に成功していることは
既に報道されている。

もともとELには「有機EL]と「無機EL]があり、作り方も「薄膜型」と「分散型」があるそうだが、
ベンチャーグループは、安価に(といってもここまで15億かかっているそうだが)作れるように
したのだそうだ。

ELってなんだ?

で、その目玉が、この「夜点滅しながら光るベスト」ともいうべきものなのである。
何しろ、試作品が出来たのがまさに会見の前日。
できたてのほやほや。

こういう形でELを展開したのは、世界でも初めてのことなのだそうである。
なぜ、その会見が「沖縄」であるのか。

沖縄はアジアに開けた場所であるから、ということだ。
いまや沖縄は新技術においても注目される情報発信の場所なのだ。

ところで、岩本社長は独自の人生観を持っておられる。
25年がひとつの区切り。二つ目の区切りまでは結婚しないと決めていたのだそうで、
2つ目の区切りで、織田信長が「人生50年~」と謡った年齢に今の奥様と結婚された。

ELってなんだ?

きのう、沖縄サイドの販社で、以前から知り合いの清水孝さんに紹介され、
岩本社長ご夫妻と、社長のお母さんと会食した。

出来立ての「ベスト」を誇らしげにつけておられるのが社長で、右がおくさまの喜代美さん、
一番左が清水さんである。
そして小柄な方が「恐るべき87歳」社長のお母さんである。

なにしろ、いまから70年前の記憶も現在の出来事も、見事に分析しておられる。
たずねてきた某政党の議員を、議論で打ち負かしたことすらあったのだそうだ。

そんな人が

「最近ぼけちゃって」

というのだから、このおばあちゃんが、男女雇用機会均等である現在に生を受けていたら
とんでもない「大女社長」になっていたのではないかと思った。

















Posted by 家主 at 20:58│Comments(0)
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