土方　浄の「スコアブックをもう一度」

オーストラリアに負けてしまった。
絶対日本の勝ち…という声が多かったし、私も当然買ってくれると思っていたが、
選手はほとんどヨーロッパでプレーしている優秀な選手たち。
世界の舞台というのは簡単に勝てる場所ではない。

考えてみると、あそこに住んでいるカンガルーは
「この生き物は何というのか？」と聞かれた現地の人が、

「おめえさま、なぁにを言うとるだか。さっぱり分かんねぇ」

と答えたのを聞いたほうが

「ああ、そうなの、これってカンガルーっていうの」

と妙な納得をしたところから始まったらしい。

やはりオーストラリアは「カンガルー」なのである。
でかいし、足は強いし、わかんないし、ヒディングだし…。


ところで、きのうの試合をあるグループがそろいのコスチュームで応援していた。




ビーチサッカー日本代表のメンバーである。



代表であるからして着ているのは「サムライブルー」のあのユニフォーム。
最初の頃はみんなハイテンションの応援であった。
のこり１０分を切ったあたりで、メンバーのテンションは最高潮に達した。
吉井選手も、絶好調であった。

ところが…



まさかの逆転負け…

アジア大会で得点王に輝いた河原塚選手も
「自分たちは、負けたあと“ああすればよかった”“あれが足りない”というけど、自分たちも負ければ同じこと。１１月のビーチワールドカップに向け、気を引き締めないと…」
と話していた。