2006年07月27日

勇将候補

勇将候補
八重山商工の伊志嶺監督と友利真二郎主将らが甲子園への出発を前に
マスコミ表敬で、琉球放送を訪れた。

経験は本当に人間を変えるものである。
友利主将には、相手の質問の意図を読む力が備わってきたと感じた。
キャッチャーでもある彼の成長は大きい。

伊志嶺監督は、
「本当のチームのキーマンは、主将・捕手・1番と3つの役割をしょっている友利」
だと県大会決勝の前に言っていた。

どんなに褒められても、「まだまだです」という
石橋を叩いてわたるような性格が、個性派の多いこのチームのまとめ役には適任なのだろう。
そして、いま3つの役目を十分にこなせるだけの精神力を身につけた。

監督は笑いながら言った

「読めないチームです。マスコミ受けするチームなのかもしれません」

だが、読めないのは選手だけではなく、監督の采配も読めない。

*ノースリーからのヒットエンドラン。
*満塁でもエンドラン。
*絶対バントしないクリーンアップ。
*がらりと入れ替わるスターティングメンバー

「それについてくる選手が成長したということでしょう」と監督は笑う。

勇将候補
RBCに石垣島の少年野球チーム・八島マリンズが初めて沖縄一になったときの映像がある。
そのときのキャプテンが、いま八重山商工の背番号『1』の大嶺くんだった。

彼は初めて受けたテレビインタビューにこう答えた。

「楽しかった…」

これが今でも続いているのだと思う。

伊志嶺監督はきょう、その頃を振り返るように言った。

「長いこと付き合うというのは、いいことです」

彼らに強く甲子園を意識させるきっかけになったのは、石垣島でキャンプを張った
駒大苫小牧が、北海道勢として初めて全国制覇したことだという。
一緒に練習もやった仲である。

その駒大苫小牧が、甲子園に帰ってきた。
選手たちは「苫小牧」とやりたい!といっているそうだ。

ただお願いがある。
「1回戦で対戦するのはやめよう」
それは、昔のように、相手が強いからやりたくない…ではなく
もったいないのである
出来れば決勝で、夢の南北対決が見てみたい。

八重山商工。
「勝ちそう」ではなく、「最後まで負けないような気」がするのは、
私だけではあるまい。









Posted by 家主 at 12:16│Comments(0)
 
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