土方　浄の「スコアブックをもう一度」

ビーチサッカー日本代表が、ポルトガルで行われる世界選手権に向けて出発した。
この世界選手権は、１１月に行われるワールドカップの前哨戦ともいうべき位置づけで、
ヨーロッパの強豪がずらりと顔を揃える。

http://www.jfa.or.jp/daihyo/beach/news/060804_06.html

今回も日本代表は沖縄でプレーしている選手たちが主力を占めた。
加登、河原塚、吉井、中村、新垣、小川のソーマプライア勢と
ビーチをよく知るＦＣ琉球の當間正人。
それに熊本と大阪から全部で３人の総計１０人である。

監督はベルマーレ平塚の鳥飼浩之さんが務める。

日本はグループリーグで、ブラジル、イングランド、アルゼンチンの４カ国のブロックに入った。
加登のハナシだと、ブラジルは厳しいが、イングランド、アルゼンチンに勝って
メダルをかけた順位決定戦に進みたいとのこと。

だが、気持ちがすっかりポルトガルに行っていた。


まず當間正人が、もぞもぞしていた。すると・・・

「チケット忘れた」

ここは飛行場である。たとえ乗り継ぎであっても、切符は要るだろう。
そそっかしいにも程があるとみんなで言っていたところ…



これは加登の荷物のすべてである。
これだけでポルトガルどころかブラジルにも行ってしまうらしい。
「なんと身軽な・・・」と思っていたら・　・　・

日本チームのリーダー格の加登が
パスポートを忘れていた


本当に大丈夫なんだろうか。

小川もぎりぎりで現れた。
確かにはだしでやるスポーツであるが、
ポルトガルには恐らく歩いてはいけないし、
フツウに入国審査があると思われる。

１０人の選手のうち、ウチナーンチュは２人だが、
新垣はパーフェクトに準備していた
きっとみんなゆったりした時間の流れになれてしまったのかもしれない。

しかし、そんなところがワタシは好きだ。
ぜひ、メダルだけは忘れずに獲ってきてほしい。